ジフルカンドライシロップ350mg

処方薬

ジフルカンドライシロップ350mgの基本情報

印刷する

アクセスランキング(04月25日更新)

  • 先々週:--位
  • 先週:--位
  • 今週:--位
つぶやく いいね! はてなブックマーク
  • ジフルカンドライシロップ350mgの画像
    ジフルカンドライシロップ350mgの画像
  • ジフルカンドライシロップ350mgの画像
    ジフルカンドライシロップ350mgの画像

作用と効果

トリアゾール系の抗真菌剤で、真菌(カビの一種)の発育を抑え、体内の真菌感染症に効果を示します。
通常、カンジダ属およびクリプトコッカス属による真菌血症、呼吸器真菌症、消化管真菌症、尿路真菌症、真菌髄膜炎の治療に用いられます。
また、造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎機能障害、肝機能障害、心疾患または電解質異常、遺伝性フルクトース不耐症、グルコース・ガラクトース吸収不全症またはスクラーゼ・イソマルターゼ欠損症がある。

妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

成人
カンジダ症:通常、1回主成分として50~100mgを1日1回服用します。
クリプトコッカス症:通常、1回主成分として50~200mgを1日1回服用します。
なお、重症または難治性真菌感染症の場合には、1日量主成分として400mgまで増量されます。
造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防:通常、1回主成分として400mgを1日1回服用します。
小児
カンジダ症:通常、1回主成分として3mg/kgを1日1回服用します。
クリプトコッカス症:通常、1回主成分として3~6mg/kgを1日1回服用します。
なお、重症または難治性真菌感染症の場合には、1日量として12mg/kgまで増量されます。
造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防:通常、1回主成分として12mg/kgを1日1回服用します。なお、状態に応じて適宜減量されます。
ただし、1日量として400mgを超えません。
新生児
生後14日までの新生児は、主成分として小児と同じ用量を72時間毎に服用します。
生後15日以降の新生児は、主成分として小児と同じ用量を48時間毎に服用します。
本剤は懸濁液1mL中に主成分10mgを含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。

腎臓に障害のある人は、この薬を使用する前に、クレアチニン・クリアランスの検査が行われます。

飲み忘れた場合は、1日以内に気がついた場合であれば、気がついた時点で1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。肝機能検査値上昇や錯乱(注意力が散漫になる、問いかけに間違った答えをする、行動にまとまりがない)、嗜眠(刺激がないと眠ってしまう)、見当識障害(自分のいる場所や時間、自分や人の名前などがわからなくなる)、不眠、悪夢、幻覚(実際には存在しないものを存在するかのように感じる)、多形性紅斑(円形の斑の辺縁部にむくみによる環状の隆起を伴ったものが多発する、発熱、関節や喉の痛み)、吐き気・嘔吐、妄想行動(根拠が無いのに、あり得ないことを考えてしまう、論理的な説得を受け入れようとしない)などがあらわれることがあります。これらの症状があらわれた場合には、ただちに医師に連絡してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、吐き気、発疹、下痢、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・血管浮腫、顔面浮腫、かゆみ [ショック、アナフィラキシー]

・高熱、紅斑、口内炎 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]

・出血傾向(出血しやすく止まりにくい)、紫斑、けん怠感 [血液障害]

・尿量減少、手足や顔のむくみ、全身けん怠感 [急性腎障害]

・全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝障害]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、凍結を避け、5℃~30℃で保管し、2週間以内に使用してください。

処方された服用期間後の残液は、廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(1997件)

医薬品情報

製薬会社

ファイザー株式会社

薬価

1mLあたり80.4円 ジェネリックを探す

剤形

白色~黄色の粉末で、懸濁して用いるシロップ剤

シート記載

-

薬効分類

病原生物に対する医薬品 > 化学療法剤 > その他の化学療法剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

フルコナゾール

この成分で処方薬を探す

YJコード

6290002R1027

レセプト電算コード

622139201

更新日付:2023年05月10日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ジフルカンに関する医師Q&A

現在募集中の治験

QLifeでは、次の治験にご協力いただける方を募集しています。

ジフルカンドライシロップ350mgの他の剤形

この薬を調べた人は、他にこんな薬を調べています

おすすめの記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、ファイザー株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ジフルカンドライシロップ350mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。