フラジール内服錠250mg[原虫症、細菌感染症]

処方薬

フラジール内服錠250mg[原虫症、細菌感染症]の基本情報

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作用と効果

トリコモナスなど原虫の体内あるいは細菌内でニトロソ化合物に変化し、DNAらせん構造の不安定化を招いて抗原虫作用および抗菌作用を示します。
通常、トリコモナス症(腟トリコモナスによる感染症)、嫌気性菌感染症(皮膚科領域、外科・整形外科領域、呼吸器科領域、骨盤内、腹腔内、肝臓内、脳内における感染症)、感染性腸炎、細菌性腟症、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫感染症の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。脳や脊髄の器質的疾患(脳膿瘍を除く)、肝障害がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

トリコモナス症(腟トリコモナスによる感染症):通常、成人は1クール(治療期間)として1回1錠(主成分として250mg)を1日2回、10日間服用します。
嫌気性菌感染症:通常、成人は1回2錠(主成分として500mg)を1日3回または4回服用します。
感染性腸炎:通常、成人は1回1錠(主成分として250mg)を1日4回,または1回2錠(500mg)を1日3回、10~14日間服用します。
細菌性腟症:通常、成人は1回1錠(主成分として250mg)を1日3回、または1回2錠(500mg)を1日2回、7日間服用します。
アメーバ赤痢:通常、成人は1回2錠(主成分として500mg)を1日3回、10日間服用します。なお、症状に応じて、1回3錠(750mg)を1日3回服用します。
ランブル鞭毛虫感染症:通常、成人は1回1錠(主成分として250mg)を1日3回、5~7日間服用します。
いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついたときにすぐに飲んでください。あとは指示どおりの時間に飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、発疹、食欲不振、吐き気、胃不快感、暗赤色尿などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・手足のしびれ、痛み、感覚のまひ [末梢神経障害]

・ふらつき、歩行障害、けいれん、意識障害、幻覚 [中枢神経障害]

・発熱、頭痛、吐き気・嘔吐 [無菌性髄膜炎]

・発熱、水ぶくれ、眼や口など粘膜のただれ、全身の発赤 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]

・吐き気、急に激しくおなかが痛む、背中が痛む [急性膵炎]

・発熱、のどの痛み、さむけ [白血球減少、好中球減少]

・倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害]

・めまい、動悸、気を失う、胸の不快感 [QT延長、心室頻拍(トルサード・ド・ポアントを含む)]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

塩野義製薬株式会社

薬価

1錠あたり36.2円

剤形

白色の錠剤、直径10.8mm、厚さ6.0mm

シート記載

(表)フラジール内服錠 250mg、(裏)フラジール 内服錠 250mg 763

薬効分類

病原生物に対する医薬品 > 寄生動物用薬 > 抗原虫剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

メトロニダゾール

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YJコード

6419002F1131

レセプト電算コード

620007057

更新日付:2022年07月22日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

フラジールに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・フラジール内服錠250mg[原虫症、細菌感染症]を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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