注射用イホマイド1g

処方薬注射剤

注射用イホマイド1gの基本情報

印刷する

アクセスランキング(04月26日更新)

  • 先々週:--位
  • 先週:--位
  • 今週:--位
つぶやく いいね! はてなブックマーク
  • 注射用イホマイド1gの画像
    注射用イホマイド1gの画像

作用と効果

DNA合成を阻害してがん細胞の増殖を抑えることで、抗腫瘍効果を示します。
通常、肺小細胞がん、前立腺がん、子宮頸がん、骨肉腫、再発または難治性の胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)、悪性リンパ腫の治療、および悪性骨・軟部腫瘍、小児悪性固形腫瘍(ユーイング肉腫ファミリー腫瘍、横紋筋肉腫、神経芽腫、網膜芽腫、肝芽腫、腎芽腫など)に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎臓や膀胱に障害がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

肺小細胞がん、前立腺がん、子宮頸がん、骨肉腫:通常、成人は3~5日間連日、点滴で静脈内に注射または静脈内に注射します。これを1コースとして、3~4週間ごとに繰り返します。
再発または難治性の胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍):他の抗悪性腫瘍剤との併用療法で使用されます。通常、成人は5日間連日、点滴で静脈内に注射します。これを1コースとして3~4週間ごとに繰り返します。
悪性リンパ腫:他の抗悪性腫瘍剤との併用療法で使用されます。通常、3~5日間連日、点滴で静脈内に注射します。これを1コースとして3~4週間ごとに繰り返します。
悪性骨・軟部腫瘍:他の抗悪性腫瘍剤との併用療法においては、通常、成人は3~5日間連日、点滴で静脈内に注射または静脈内に注射します。これを1コースとして3~4週間ごとに繰り返します。
単独使用においては、成人は点滴で静脈内に注射または静脈内に注射して、繰り返します。
小児悪性固形腫瘍(ユーイング肉腫ファミリー腫瘍、横紋筋肉腫、神経芽腫、網膜芽腫、肝芽腫、腎芽腫など):他の抗悪性腫瘍剤との併用療法で使用されます。通常、3~5日間連日、点滴で静脈内に注射します。これを1コースとして3~4週間ごとに繰り返します。

泌尿器系の臓器を保護するために、この薬を使用する前と後に、大量の水分を摂取したり、輸液を点滴で静脈内に注射します。

具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

副作用

主な副作用として、食欲不振、吐き気、嘔吐、脱毛、倦怠感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・発熱、貧血症状、出血傾向 [骨髄抑制]

・排尿時痛、頻尿、血尿 [出血性膀胱炎、排尿障害]

・手の震え、むくみ、食欲不振 [ファンコニー症候群、急性腎不全]

・意識障害、記憶障害、言語障害 [脳症]

・発熱、から咳、息苦しい [間質性肺炎、肺水腫]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(1139件)

医薬品情報

製薬会社

塩野義製薬株式会社

薬価

1瓶あたり2375円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > アルキル化剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

イホスファミド

この成分で処方薬を探す

YJコード

4211402D1020

レセプト電算コード

644210058

更新日付:2014年03月26日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

イホマイドに関する医師Q&A

現在募集中の治験

QLifeでは、次の治験にご協力いただける方を募集しています。

この薬を調べた人は、他にこんな薬を調べています

おすすめの記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、塩野義製薬株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・注射用イホマイド1gを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。