エクザール注射用10mg

処方薬注射剤

エクザール注射用10mgの基本情報

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作用と効果

がん細胞が増えるのを抑え、腫瘍を小さくする作用を示します。
通常、悪性リンパ腫、絨毛性疾患(絨毛がん、破壊胞状奇胎、胞状奇胎)、再発または難治性の胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)、ランゲルハンス細胞組織球症、尿路上皮癌の治療に用いられます。他の抗がん剤と組み合わせて使用されることがあります。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄抑制がある。感染症にかかっている。神経・筋疾患の既往歴がある。心疾患がある。水痘(水ぼうそう)にかかっている。腎機能障害、肝機能障害がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

悪性リンパ腫、絨毛性疾患(絨毛がん、破壊胞状奇胎、胞状奇胎):通常、週1回静脈内に注射します。
再発または難治性の胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍):通常、1日1回2日間静脈内に注射し、19~26日間休薬することを繰り返します。他の抗がん剤と併用します。
ランゲルハンス細胞組織球症:通常、導入療法は週1回、維持療法は2~3週間に1回静脈内に注射します。
尿路上皮癌:通常、静脈内に注射します。メトトレキサートを1日目に注射した後、2日目に静脈内に注射します。15日目および22日目に静脈内に注射します。これを1コースとして4週ごとに繰り返します。

効果を見ながら使用期間を決めています。具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

副作用

主な副作用として、歩行困難などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・貧血、発熱、出血傾向 [骨髄抑制]

・知覚の異常(ピリピリ感、ムズムズ感)、四肢のしびれ、筋肉が発作的に収縮する状態、考えがまとまらない、幻覚、意識が完全に消失した状態、応答がほとんどなく再三揺すられたり、大声で話しかけられたり、つねられたり、針で刺されたりなど刺激を与えられた時だけ反応する意識状態 [知覚異常、末梢神経炎、けいれん、錯乱、昏睡、昏蒙]

・排便の停止、腹痛、腹部膨満感、食欲不振、吐き気、嘔吐、吐血、下血、黒色便 [イレウス、消化管出血]

・顔面蒼白、冷汗、意識消失、蕁麻疹、目や口唇周囲の腫れ [ショック、アナフィラキシー]

・胸の痛み、圧迫感、狭窄感、冷汗 [心筋虚血]

・突然認める片側の手足や顔の麻痺、しびれ、頭痛、言語障害、視力障害、意識障害 [脳梗塞]

・声や音が聞こえない [難聴]

・呼吸をしにくい、発作的な息切れ、喘鳴(ヒューヒュー音) [呼吸困難および気管支けいれん]

・全身倦怠感、頻尿、のどの渇き [抗利尿ホルモン不適合分泌症候群]

・発熱、から咳、呼吸困難、頭痛、全身倦怠感 [間質性肺炎]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

日本化薬株式会社

薬価

1瓶あたり2315円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > 抗腫瘍性植物成分製剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ビンブラスチン硫酸塩

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YJコード

4240401D2031

レセプト電算コード

620001335

更新日付:2023年09月05日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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