ジーラスタ皮下注3.6mg[造血幹細胞の末梢血中への動員(同種造血幹細胞移植ドナー)]

処方薬注射剤

ジーラスタ皮下注3.6mg[造血幹細胞の末梢血中への動員(同種造血幹細胞移植ドナー)]の基本情報

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作用と効果

造血幹細胞を骨髄から血液中へ動員(放出)させる働きがあります。
通常、患者さんの治療に必要な造血幹細胞をドナー(提供者)から採取する際に、ドナーに使用します。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。他の白血球(好中球)を増やす薬の投与を受けて、発疹やかゆみなどが出たことがある。

下記のような基礎疾患をお持ちの方は必ず申し出てください。安全性に配慮するために必要な情報です(日本造血・免疫細胞療法学会ガイドライン「同種末梢血幹細胞ドナーの同意を得るに際しての説明資料」記載より)。
血が固まりやすい、血管が詰まりやすいと言われたことがある(高血圧、心臓に持病、脳の血管が詰まった事、糖尿病、高脂血症がある)。脾腫を認める。白血球増多、血小板増多など骨髄の病気を疑われている。間質性肺炎を合併あるいは以前にかかった事がある。癌にかかった事がある。治療を必要とする心臓の病気、肺の病気、腎臓の病気がある。自己免疫疾患や炎症性の病気がある。肝機能障害がある。神経障害がある。

妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、1回皮下に注射します。

効果を見ながら使用期間を決めています。具体的な使用期間については医師にお聞きください。

副作用

主な副作用として、背部痛、頭痛、関節痛、吐き気などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・じんま疹、息苦しい、めまい [ショック、アナフィラキシー]

・発熱、から咳、息苦しい [間質性肺疾患]

・呼吸が浅くなる、手足の爪が青紫~暗紫色になる、唇が青紫色になる [急性呼吸窮迫症候群]

・左上腹部の痛み、肩の痛み、お腹が張った感じ [脾腫・脾破裂]

・低血圧、全身のむくみ、急激に体重が増える [毛細血管漏出症候群]

・発熱、痛みのある赤くもりあがった発疹 [Sweet症候群]

・あおあざができる、血液を含んだ水ぶくれ、紅斑 [皮膚血管炎]

・発熱、からだがだるい、頭痛 [大型血管炎(大動脈、総頸動脈、鎖骨下動脈などの炎症)]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

ドナーからの末梢血幹細胞の動員に対するこの薬の使用による長期の安全性は確立していないことからデータを集積中であることを十分に説明を受ける必要があります。

本剤の使用による長期的な影響を調査するために数年間に渡り血液検査などの調査をお願いする事になります。

医薬品情報

製薬会社

協和キリン株式会社

薬価

1筒あたり108532円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

代謝性医薬品 > 血液・体液用薬 > その他の血液・体液用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ペグフィルグラスチム(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

3399410G1020

レセプト電算コード

622379501

更新日付:2023年11月21日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ジーラスタに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ジーラスタ皮下注3.6mg[造血幹細胞の末梢血中への動員(同種造血幹細胞移植ドナー)]を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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