スタレボ配合錠L50

処方薬

スタレボ配合錠L50の基本情報

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作用と効果

レボドパ、カルビドパとエンタカポンの配合剤です。レボドパは脳に移行してドパミンに変わり、不足しているドパミンを補い、パーキンソン病の症状を改善します。カルビドパとエンタカポンは、末梢でのレボドパの代謝酵素を阻害し、レボドパの脳内への移行を高めます。
通常、パーキンソン病における症状の日内変動(ウェアリングオフ現象)の改善に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。悪性症候群、横紋筋融解症、またはこれらの既往歴がある。緑内障がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人は1回1~2錠を服用します。症状により用量、服用回数が調節されますが、レボドパとして1日1,500mg、カルビドパとして1日150mg、エンタカポンとして1日1,600mg超えません。また、服用回数は1日8回までです。本剤は1錠中にレボドパ50mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついた時に出来るだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は1回とばして、次の時間に1回分飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。急に飲むのを止めると高熱、筋肉のこわばりなどがあらわれるおそれがあります。

副作用

主な副作用として、ジスキネジー(舌を動かしたり、出し入れしたり、絶えず噛むような口の動き)、便秘、着色尿、幻覚、吐き気、傾眠(意識がぼんやりして睡眠に近い状態)、貧血、ジストニー(体や手足が意思に反して動く)、不眠症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・急激な発熱、意識障害、筋肉のこわばり [悪性症候群]

・手足の筋肉の痛み、脱力感、赤褐色尿 [横紋筋融解症]

・前兆もなく突然眠る、意識がぼんやりして睡眠に近い状態 [突発的睡眠、傾眠]

・現実には存在しないものが見えたり、ない音が聞こえる、考えがまとまらない、憂うつとなり、意欲が低下した状態 [幻覚、幻視、幻聴、錯乱、抑うつ]

・食欲不振、全身倦怠感、黄疸 [肝機能障害]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

[ご家族の方へ]ギャンブルや無計画な買い物を繰り返したり、性欲や食欲が異常に高まるなど、衝動が抑えられない症状があらわれることがあります。また、この薬を必要量を超えて求めることがあります。これらの症状が現れた場合は医師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

ノバルティスファーマ株式会社

薬価

1錠あたり114.1円

剤形

灰赤色~赤褐色の楕円形の錠剤、長径11.6mm、短径6.6mm、厚さ4.5mm

シート記載

スタレボ配合錠L50、StalevoL50、50、レボドパ50mg含有

薬効分類

神経系及び感覚器官用医薬品 > 中枢神経系用薬 > 抗パーキンソン剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

レボドパ

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カルビドパ水和物

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エンタカポン

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YJコード

1169102F1027

レセプト電算コード

622375701

更新日付:2021年08月02日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

スタレボに関する医師Q&A

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  • ・掲載している情報は、ノバルティスファーマ株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・スタレボ配合錠L50を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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