ゼルボラフ錠240mg

処方薬

ゼルボラフ錠240mgの基本情報

印刷する

アクセスランキング(05月12日更新)

  • 先々週:--位
  • 先週:--位
  • 今週:--位
つぶやく いいね! はてなブックマーク
  • ゼルボラフ錠240mgの画像
    ゼルボラフ錠240mgの画像
  • ゼルボラフ錠240mgの画像
    ゼルボラフ錠240mgの画像

作用と効果

がん細胞の増殖に必要なBRAFタンパク質の活性化を阻害することによって、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、BRAF遺伝子変異を有する根治切除不能な悪性黒色腫の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害、QT間隔が延長するおそれがある、または過去にQT間隔が延長したことがある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人は1回4錠(主成分として960mg)を1日2回服用しますが、症状により適宜減量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。

食事の影響を避けるため、空腹時(目安:食事の1時間前から2時間後までの間を避ける)に飲むことが望ましいです。

飲み忘れた場合は、気がついた時に1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間まで4時間未満の場合は、飲み忘れた分は飲まずにとばして、次の時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、関節痛、発疹(湿疹、丘疹など)、光線過敏症、脱毛症、過角化、そう痒症、疲労、悪心、下痢、皮膚乳頭腫などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・びらんやかさぶたに覆われた皮膚の隆起、あるいは潰瘍 [有棘細胞癌]

・新たな悪性の腫瘍 [悪性腫瘍(二次発癌)]

・かゆみ、じんましん、発疹、しゃがれ声、息切れ、息苦しい、動悸、からだがだるい、ほてり、さむけ、ふらつき、汗をかく、発熱、眼と口唇のまわりのはれ、考えがまとまらない、判断力の低下、意識がうすれる [アナフィラキシー、過敏症]

・からだがだるい、食欲不振、高熱、発熱、関節の痛み、中央にむくみをともなった赤い斑点、赤い発疹、全身の赤い斑点と破れやすい水ぶくれ(水疱)、かさぶた、皮膚がはがれおちる、まぶたや眼の充血、結膜のただれ、唇や口内のただれ、ひどい口内炎、陰部の痛み [皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、多形紅斑、紅皮症(剥脱性皮膚炎等)]

・さむけ、ふらつき、汗がたくさん出る、発熱、意識がうすれる、考えがまとまらない、息苦しい、かゆみ、発疹、しびれ、判断力の低下 [薬剤性過敏症症候群]

・動悸、気を失う [QT間隔延長]

・吐き気、おう吐、食欲不振、羽ばたくような手のふるえ、からだがだるい、皮膚や白目が黄色くなる、かゆみ、尿の色が濃くなる [肝不全、肝機能障害、黄疸]

・顔・手足のむくみ、疲れやすい、食欲不振、尿が出ない、尿量が減る [急性腎障害]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

直射日光と湿気を避けてPTP包装のまま、子供の手の届かないところに室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(612件)

医薬品情報

製薬会社

中外製薬株式会社

薬価

1錠あたり5026.9円

剤形

帯赤白色~だいだい白色の錠剤、長径約19.1mm、短径約9.7mm、厚さ約7.4mm

シート記載

ゼルボラフ 240mg

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ベムラフェニブ

この成分で処方薬を探す

YJコード

4291037F1022

レセプト電算コード

622394901

更新日付:2020年05月27日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

現在募集中の治験

QLifeでは、次の治験にご協力いただける方を募集しています。

この薬を調べた人は、他にこんな薬を調べています

おすすめの記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、中外製薬株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ゼルボラフ錠240mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。