タクロリムスカプセル0.5mg「JG」[移植用]

処方薬ジェネリック

タクロリムスカプセル0.5mg「JG」[移植用]の基本情報

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作用と効果

免疫に関わる血液中のT細胞の働きを阻害することで強力な免疫抑制作用を示し、臓器移植後や骨髄移植後の生着を助けます。
通常、臓器移植(腎・肝・心・肺・膵・小腸)後の拒絶反応、骨髄移植後の拒絶反応や移植片対宿主病の抑制に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、腎障害、感染症がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

腎移植:通常、初期には体重1kgあたり1回タクロリムスとして0.15mgを1日2回服用し、以後徐々に減量して維持量は1回0.06mgを1日2回服用を標準としますが、症状により適宜増減されます。
肝移植:通常、初期には体重1kgあたり1回タクロリムスとして0.15mgを1日2回服用し、以後徐々に減量して維持量は1日量0.10mgを標準としますが、症状により適宜増減されます。
心移植:通常、初期には体重1kgあたり1回タクロリムスとして0.03~0.15mgを1日2回服用します。また、拒絶反応発現後には体重1kgあたり1回タクロリムスとして0.075~0.15mgを1日2回服用します。以後症状に応じて適宜増減し、安定した状態が得られた後には徐々に減量し有効最少量で維持されます。
肺移植:通常、初期には体重1kgあたり1回タクロリムスとして0.05~0.15mgを1日2回服用します。以後症状に応じて適宜増減し、安定した状態が得られた後には徐々に減量し有効最少量で維持されます。
膵・小腸移植:通常、初期には体重1kgあたり1回タクロリムスとして0.15mgを1日2回服用します。以後徐々に減量し有効最少量で維持されます。
骨髄移植:通常、移植の1日前から体重1kgあたり1回タクロリムスとして0.06mgを1日2回服用します。移植初期には体重1kgあたり1回タクロリムスとして0.06mgを1日2回服用し、以後徐々に減量されます。また、移植片対宿主病発現後に服用を開始する場合には、通常、体重1kgあたり1回タクロリムスとして0.15mgを1日2回服用しまが、症状に応じて適宜増減されます。
本剤は1カプセル中にタクロリムスを0.5mg含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、はきけ、手足の震え、頭痛、めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・尿量減少、全身の著明なむくみ、呼吸困難 [急性腎障害、ネフローゼ症候群]

・息苦しさ、胸の痛み、むくみ [心不全、不整脈、心筋梗塞、狭心症、心膜液貯留、心筋障害]

・けいれん、意識障害、言語障害 [可逆性後白質脳症症候群、高血圧性脳症などの中枢神経系障害]

・鼻血、歯ぐきの出血、血尿 [血栓性微小血管障害]

・発熱、紅斑、眼球粘膜の充血 [皮膚粘膜眼症候群]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

日本ジェネリック株式会社

薬価

1カプセルあたり148円 先発薬を探す

剤形

淡黄色のカプセル剤

シート記載

(表) タクロリムス0.5「JG」、タクロリムス0.5、0.5、JG F28 (裏) Tacrolimus 0.5、タクロリムスカプセル0.5mg「JG」、0.5、タクロリムス0.5mg「JG」

薬効分類

代謝性医薬品 > その他の代謝性医薬品 > 他に分類されない代謝性医薬品 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

タクロリムス水和物

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YJコード

3999014M2045

レセプト電算コード

622370001

更新日付:2024年06月19日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

タクロリムスに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・タクロリムスカプセル0.5mg「JG」[移植用]を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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