タイケルブ錠250mg

処方薬

タイケルブ錠250mgの基本情報

印刷する

アクセスランキング(05月03日更新)

  • 先々週:--位
  • 先週:--位
  • 今週:--位
つぶやく いいね! はてなブックマーク
  • タイケルブ錠250mgの画像
    タイケルブ錠250mgの画像
  • タイケルブ錠250mgの画像
    タイケルブ錠250mgの画像

作用と効果

がん細胞の増殖に関係するHER2(ヒト上皮増殖因子受容体2型)と呼ばれるたんぱく質の働きを選択的に抑えることにより、HER2が多く発現している(過剰発現)乳がん細胞の増殖を抑えます。
通常、HER2過剰発現が確認された手術不能または再発乳がんの治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害、間質性肺疾患(放射線性肺臓炎を含む)または既往歴、心不全または既往歴、心臓のポンプ作用(左室駆出率)の低下、心室性の期外収縮(不整脈)、心臓弁膜症がある。

妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

カペシタビンとの併用:通常、成人は1回5錠(ラパチニブとして1,250mg)を1日1回、食事の1時間以上前または食後1時間以降に服用します。
アロマターゼ阻害剤(レトロゾール、アナストロゾール、エキセメスタン)との併用:通常、成人は1回6錠(ラパチニブとして1,500mg)を1日1回、食事の1時間以上前または食後1時間以降に服用します。いずれの場合も状態により適宜減量されますので、必ず指示された服用方法に従ってください。

食後に服用するとこの薬が吸収されやすくなり、副作用が強くでる可能性があるため、食事の前後1時間以内の服用は避けてください。

1回の服用量を2回以上に分けて飲まないでください。

飲み忘れた場合は、その日は服用せず、次の日から服用してください。絶対に2回分を一度に服用しないでください。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、下痢、吐き気、嘔吐、手掌・足底発赤知覚不全症候群(手足の赤み、腫れ、ひび割れ、痛みなど)、発疹、爪の障害、皮膚乾燥、疲労などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・全身倦怠感、吐き気、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害]

・息切れ・呼吸困難、咳、発熱 [間質性肺疾患]

・動悸、息切れ、むくみ [心障害(左室駆出率低下、心不全など)]

・泥状または水様の便、脱水症状(過呼吸、手指の震え) [下痢]

・胸痛、動悸、胸部不快感 [QT間隔延長]

・赤い発疹、発熱、目の充血 [重度の皮膚障害(中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑など)]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(614件)

医薬品情報

製薬会社

ノバルティスファーマ株式会社

薬価

1錠あたり1694.7円

剤形

黄色楕円形の錠剤、長径19.1mm、短径10.5mm、厚さ6.5mm

シート記載

タイケルブ250mg、Tykerb250mg、GS XJG

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ラパチニブトシル酸塩水和物

この成分で処方薬を探す

YJコード

4291022F1026

レセプト電算コード

621911601

更新日付:2020年10月01日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

現在募集中の治験

QLifeでは、次の治験にご協力いただける方を募集しています。

この薬を調べた人は、他にこんな薬を調べています

おすすめの記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、ノバルティスファーマ株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・タイケルブ錠250mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。