エリル点滴静注液30mg

処方薬注射剤

エリル点滴静注液30mgの基本情報

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作用と効果

Rhoキナーゼを阻害することによって、脳血管攣縮の予防および緩解作用、脳循環改善作用などを示します。
通常、くも膜下出血術後の脳血管攣縮およびこれに伴う脳虚血症状の改善に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。頭蓋内出血、頭蓋内出血の可能性(手術中に止血処置を施すことができなかった)、低血圧である。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人は1日2~3回、約30分間かけて点滴で静脈内に注射します。くも膜下出血に対する手術後早期に使用を開始し、2週間使用することが望ましいとされています。

副作用

主な副作用として、肝機能異常、頭蓋内出血、低血圧などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。

・突然の頭痛、吐き気、意識障害 [頭蓋内出血]

・血便、喀血・血痰 [消化管出血、肺出血、鼻出血、皮下出血]

・頻脈、血圧低下 [ショック]

・便秘、腹部膨満感 [麻痺性イレウス]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

医薬品情報

製薬会社

旭化成ファーマ株式会社

薬価

1管あたり1991円 ジェネリックを探す

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > 循環器官用薬 > その他の循環器官用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ファスジル塩酸塩水和物

この成分で処方薬を探す

YJコード

2190414A1033

レセプト電算コード

620005150

更新日付:2016年07月01日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

エリルに関する医師Q&A

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ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、旭化成ファーマ株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・エリル点滴静注液30mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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