バベンチオ点滴静注200mg

処方薬注射剤

バベンチオ点滴静注200mgの基本情報

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作用と効果

がん細胞に発現する物質(PD-L1)とその受容体(PD-1)との結合を阻害して、免疫細胞(T細胞)の活性化を増強することで、腫瘍の増殖を抑制します。
通常、根治切除不能なメルケル細胞癌、根治切除不能または転移性の腎細胞癌の治療および根治切除不能な尿路上皮癌における化学療法後の維持療法に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。自己免疫疾患またはその既往歴、間質性肺疾患またはその既往歴がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

根治切除不能なメルケル細胞癌、根治切除不能な尿路上皮癌における化学療法後の維持療法:通常、成人は2週間間隔で、1時間以上かけて点滴で静脈内に注射します。
根治切除不能または転移性の腎細胞癌:アキシチニブとの併用において、通常、成人は2週間間隔で、1時間以上かけて点滴で静脈内に注射します。

具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

インフュージョン・リアクション(薬剤注入に伴う反応)を軽減させるため、本剤使用前に抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤などを使用します。

副作用

主な副作用として、下痢、高血圧、疲労、インフュージョン・リアクション(薬剤注入に伴う反応)、甲状腺機能低下症(寒がり、顔全体のむくみ、けん怠感、動作やしゃべり方が遅いなど)、手掌・足底発赤知覚不全症候群(手足の赤み、腫れ、ひび割れ、痛みなど)、吐き気、甲状腺機能亢進症(発汗、体重減少、頻脈、手足の震えなど)、口内炎、嘔吐、寒気、無力症、発熱、粘膜の炎症、食欲減退、体重減少、関節痛、筋肉痛、頭痛、味覚不全、発声障害、呼吸困難、かゆみ、発疹、皮膚乾燥などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・咳、息切れ、息苦しい [間質性肺疾患]

・強い腹痛、背中の痛み、吐き気 [膵炎]

・皮膚や白目が黄色くなる、体がだるい、食欲不振 [肝不全、肝機能障害、肝炎]

・持続する下痢、腹痛、血便 [大腸炎、重度の下痢]

・汗をかきやすい、むくみ、気力がでない [甲状腺機能障害]

・体がだるい、意識の低下、血圧低下 [副腎機能障害]

・体がだるい、意識の低下、血圧低下 [下垂体機能障害]

・喉が渇く、吐き気、嘔吐 [1型糖尿病]

・息切れ、動悸、胸の痛み [心筋炎]

・手足のしびれ、手足の痛み、顔の筋肉がまひする [神経障害]

・尿量が減る、むくみ、体がだるい [腎障害]

・筋力の低下、筋肉の痛み、尿が赤褐色になる [筋炎、横紋筋融解症]

・アナフィラキシー反応、発熱・寒気、呼吸困難 [インフュージョン・リアクション(薬剤注入に伴う反応)]

・まぶたが下がる、力が入らない、息苦しい [重症筋無力症]

・発熱、意識の低下、頭痛 [脳炎]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

医薬品情報

製薬会社

メルクバイオファーマ株式会社

薬価

1瓶あたり195761円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

アベルマブ(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

4291438A1022

レセプト電算コード

622582401

更新日付:2022年12月15日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・バベンチオ点滴静注200mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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