リムパーザ錠100mg

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リムパーザ錠100mgの基本情報

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作用と効果

損傷したDNAを修復するPARPという酵素の働きを阻害することで、腫瘍細胞の増殖を抑制します。
通常、白金系抗悪性腫瘍剤感受性の再発卵巣癌における維持療法、BRCA遺伝子変異陽性の卵巣癌における初回化学療法後の維持療法、相同組み換え修復欠損を有する卵巣癌におけるベバシズマブを含む初回化学療法後の維持療法、がん化学療法歴のあるBRCA遺伝子変異陽性かつHER2陰性の手術不能または再発乳癌、BRCA遺伝子変異陽性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術後薬物療法、BRCA遺伝子変異陽性の遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺癌、BRCA遺伝子変異陽性の治癒切除不能な膵癌における白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法後の維持療法に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害、腎機能障害がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

白金系抗悪性腫瘍剤感受性の再発卵巣癌における維持療法、BRCA遺伝子変異陽性の卵巣癌における初回化学療法後の維持療法、BRCA遺伝子変異陽性の治癒切除不能な膵癌における白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法後の維持療法:通常、成人は主成分として1回300mg(150mg錠を2錠)を1日2回服用します。
相同組換え修復欠損を有する卵巣癌におけるベバシズマブ(遺伝子組換え)を含む初回化学療法後の維持療法:ベバシズマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人は主成分として1回300mg(150mg錠を2錠)を1日2回服用します。
がん化学療法歴のあるBRCA遺伝子変異陽性かつHER2陰性の手術不能または再発乳癌、BRCA遺伝子変異陽性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術後薬物療法:通常、成人は主成分として1回300mg(150mg錠を2錠)を1日2回服用します。ただし、術後薬物療法の場合は投与期間は1年間です。
BRCA遺伝子変異陽性の遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺癌:通常、成人には主成分として1回300mg(150mg錠を2錠)を1日2回、服用します。他の薬剤と併用する場合は、アビラテロン酢酸エステルおよびプレドニゾロンと併用してください。
いずれの場合も、副作用が見られた場合は、状態により1回250mg(100mg錠および150mg錠を各1錠)を1日2回や、1回200mg(100mg錠を2錠)を1日2回に減量されることがあります。本剤は1錠中に主成分として100mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、飲み忘れに気付いた時間が、いつもの服用時間の2時間以内であれば、服用できなかった錠剤を飲んでください。いつもの服用時間から2時間を超えた場合は、服用できなかった錠剤は服用せず、次回の服用時間に1回分だけ飲んでください。2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、吐き気、貧血、疲労・無力症、嘔吐、味覚異常、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・階段や坂を上る時の動悸、息切れ、全身倦怠感 [骨髄抑制(貧血)]

・息切れ、呼吸がしにくい、咳 [間質性肺疾患]

・発熱、胸の痛み、突然の息切れ [静脈血栓塞栓症]

・発熱、寒気、咳 [感染症(肺炎)]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

アストラゼネカ株式会社

薬価

1錠あたり3492.6円

剤形

黄色~暗黄色の錠剤、長径約14.7mm、短径約7.6mg、厚さ約4.7mm

シート記載

OP100、リムパーザ100mg、Lynparza100mg

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

オラパリブ

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YJコード

4291052F1027

レセプト電算コード

622606901

更新日付:2023年11月15日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

リムパーザに関する医師Q&A

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  • ・掲載している情報は、アストラゼネカ株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・リムパーザ錠100mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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