ガザイバ点滴静注1000mg

処方薬注射剤

ガザイバ点滴静注1000mgの基本情報

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作用と効果

がん化したBリンパ球と特定の成熟段階にある正常なBリンパ球の表面だけに存在しているCD20というタンパク質に結合し、細胞障害作用および細胞貪食作用により、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、CD20陽性の濾胞性リンパ腫、CD20陽性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。細菌やウイルスなどによる感染症にかかっている、または過去にかかったことがある。肝炎にかかっている、または過去にかかったことがある。心機能、肺機能に異常がある、または過去に異常があった。骨髄機能抑制がある。腫瘍量が多いと言われたことがある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

CD20陽性の濾胞性リンパ腫の場合:通常、成人では導入療法として1サイクル目は1、8、15日目に、2サイクル目以降は1日目に1日に1回、点滴で注射します。導入療法終了後の維持療法では、2カ月に1回、最長2年間、点滴で注射します。一緒に使用する他の薬によって、使用間隔が異なります。
CD20陽性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の場合:アカラブルチニブを28日間使用した後にアカラブルチニブとこの薬を併用します。通常、1サイクル目は、1日目、2日目、8日目、15日目に、2サイクル目以降は1日目に点滴で注射します。28日間を1サイクルとし、 最大で6サイクルまで点滴で注射します。

副作用

主な副作用として、infusion reaction、悪心、感染症、疲労、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。

・呼吸困難、意識の低下、意識の消失、まぶた・唇・舌のはれ、発熱、寒気、おう吐、咳、めまい、動悸 [Infusion reaction]

・意識の低下、意識の消失、尿量が減る、息苦しい、息切れ [腫瘍崩壊症候群]

・突然の高熱、寒気、喉の痛み [好中球減少、白血球減少]

・鼻血、歯ぐきの出血、あおあざができる、出血が止まりにくい [血小板減少]

・発熱、寒気、体がだるい [感染症]

・体がだるい、吐き気、おう吐、食欲不振、発熱、上腹部痛、頭痛、白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、体がかゆくなる、尿の色が濃くなる、急な意識の低下、お腹が張る、急激に体重が増える、血を吐く、便に血が混じる(鮮紅色~暗赤色または黒色) [B型肝炎ウイルスによる劇症肝炎、肝炎の増悪]

・けいれん、意識の低下、意識の消失、しゃべりにくい、物忘れをする、手足のまひ [進行性多巣性白質脳症(PML)]

・めまい、動悸、脈が遅くなる、脈がとぶ、気を失う、胸の不快感、しめ付けられるような胸の痛み、胸を強く押さえつけられた感じ、冷汗が出る、あごの痛み、左腕の痛み、息苦しい、息切れ、疲れやすい、むくみ、体重の増加 [心障害]

・吐き気、おう吐、寒気、発熱、激しい腹痛、ふらつき、息切れ、意識の低下 [消化管穿孔]

・咳、息切れ、息苦しい、発熱 [間質性肺疾患]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

予防接種を受ける場合には、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

日本新薬株式会社

薬価

1瓶あたり458799円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

オビヌツズマブ(遺伝子組み換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

4291444A1028

レセプト電算コード

622607302

更新日付:2023年01月13日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ガザイバに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ガザイバ点滴静注1000mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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