トリヘキシフェニジル塩酸塩錠2mg「杏林」

処方薬

トリヘキシフェニジル塩酸塩錠2mg「杏林」の基本情報

印刷する

アクセスランキング(07月26日更新)

  • 先々週:--位
  • 先週:--位
  • 今週:--位
つぶやく いいね! はてなブックマーク
  • トリヘキシフェニジル塩酸塩錠2mg「杏林」の画像
    トリヘキシフェニジル塩酸塩錠2mg「杏林」の画像
  • トリヘキシフェニジル塩酸塩錠2mg「杏林」の画像
    トリヘキシフェニジル塩酸塩錠2mg「杏林」の画像

作用と効果

脳内の伝達物質(アセチルコリン)の働きを抑える抗コリン作用により、手指のふるえ、筋肉のこわばりや動作が遅くなったりするのを改善します。
通常、特発性パーキンソニズムおよびその他パーキンソニズム(脳炎後、動脈硬化性)、向精神薬投与によるパーキンソニズム・ジスキネジア(遅発性を除く)・アカシジアの治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。緑内障、重症筋無力症がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

向精神薬投与によるパーキンソニズム・ジスキネジア・アカシジア:通常、成人は1日1~5錠(主成分として2~10mg)を3~4回に分けて服用します。
特発性パーキンソニズム、その他パーキンソニズム:通常、成人は1日目0.5錠(主成分として1mg)、2日目1錠(2mg)、以後1日1錠(2mg)ずつ増量され、1日量3~5錠(6~10mg)を維持量として、3~4回に分けて継続して服用します。
いずれの場合も、年齢・症状により適宜増減します。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気が付いた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は忘れた分は飲まないで、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、興奮、神経過敏、気分高揚、多幸症、見当識障害、眠気、運動失調、めまい、頭痛、倦怠感、吐き気、口渇、便秘、排尿困難、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・急激な発熱、筋肉のこわばり、けいれん、意識障害、嚥下障害 [悪性症候群]

・考えがまとまらない、存在しない物が見える・聞こえる、軽い意識障害 [精神錯乱、幻覚、せん妄]

・激しい眼痛、頭痛、急な視力低下 [閉塞隅角緑内障]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(362件)

医薬品情報

製薬会社

キョーリンリメディオ株式会社

薬価

1錠あたり8.8円 ジェネリックを探す

剤形

白色の錠剤、直径8.1mm、厚さ2.9mm

シート記載

(表)トリヘキシフェニジル塩酸塩2mg「杏林」、トリヘキシフェニジル塩酸塩、2mg、PH108、(裏)Trihexyphenidyl HCl 2mg、トリヘキシフェニジル塩酸塩2mg「杏林」、2

薬効分類

神経系及び感覚器官用医薬品 > 中枢神経系用薬 > 抗パーキンソン剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

トリヘキシフェニジル塩酸塩

この成分で処方薬を探す

YJコード

1169001F1253

レセプト電算コード

620119923

更新日付:2019年07月10日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

トリヘキシフェニジル塩酸塩に関する医師Q&A

現在募集中の治験

QLifeでは、次の治験にご協力いただける方を募集しています。

この薬を調べた人は、他にこんな薬を調べています

おすすめの記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、キョーリンリメディオ株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・トリヘキシフェニジル塩酸塩錠2mg「杏林」を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。