ゲムシタビン点滴静注液200mg/5mL「NK」

処方薬注射剤ジェネリック

ゲムシタビン点滴静注液200mg/5mL「NK」の基本情報

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作用と効果

がん細胞のDNAの合成を阻害して、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、非小細胞肺がん、膵がん、胆道がん、尿路上皮がん、手術できないまたは再発した乳がん、がん化学療法後に増悪した卵巣がん、再発または難治性の悪性リンパ腫の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄抑制がある、間質性肺炎または肺線維症があるまたは既往がある、胸部放射線治療中である、感染症がある、心筋梗塞の既往がある、腎機能障害、肝機能障害(肝転移、肝炎、肝硬変など)がある、アルコール依存症であるまたは既往がある。

妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

膵がん、胆道がん、尿路上皮がん、がん化学療法後に増悪した卵巣がん、再発または難治性の悪性リンパ腫:通常、週1回静脈内に点滴注射します。これを3週連続し、4週目は休薬することを繰り返します。
非小細胞肺がん:通常、週1回静脈内に点滴注射します。これを3週連続し、4週目は休薬することを繰り返します。シスプラチンと併用する場合は、週1回ずつ2週連続し、3週目は休薬することを繰り返すこともあります。
手術できないまたは再発した乳がん:通常、週1回静脈内に点滴注射します。これを2週連続し3週目は休薬することを繰り返します。

効果を見ながら使用期間を決めていきます。具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

副作用

主な副作用として、食欲不振、吐き気・嘔吐、発疹、疲労感、発熱、頻脈、血圧上昇、呼吸困難、せき、血尿、下痢、便秘、口内炎、胃部不快感、頭痛、めまい、不眠、知覚異常、脱毛、かゆみ、注射部位反応、末梢性血管炎(足や腕に紫色または赤いあざができる)、体重減少、関節痛、寒気、味覚異常、鼻血、倦怠感、むくみ、体重増加、疼痛、ほてり、胸部不快感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。

・貧血、発熱、出血傾向 [骨髄抑制]

・発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺炎]

・発疹、顔面蒼白・浮腫、呼吸困難 [アナフィラキシー]

・急激な前胸部の圧迫感、狭心痛、冷汗 [心筋梗塞]

・呼吸困難、全身のむくみ [うっ血性心不全]

・体動時の動悸、呼吸困難、吐き気・嘔吐 [肺水腫]

・発作的な息切れ、喘鳴(ヒューヒュー音) [気管支けいれん]

・成人に突然起きる激しい呼吸困難、チアノーゼ [成人呼吸促迫症候群]

・尿量減少、むくみ、食欲低下 [腎不全]

・発熱、貧血症状、紫斑 [溶血性尿毒症症候群]

・紅斑、水疱、落屑 [皮膚障害]

・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などの黄染(黄色くなる) [肝機能障害、黄疸]

・意識障害、けいれん [白質脳症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

日本化薬株式会社

薬価

1瓶あたり1022円 先発薬を探す

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > 代謝拮抗剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ゲムシタビン塩酸塩

この成分で処方薬を探す

YJコード

4224403A1034

レセプト電算コード

622487701

更新日付:2024年01月25日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ゲムシタビンに関する医師Q&A

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