メーゼント錠2mg

処方薬

メーゼント錠2mgの基本情報

印刷する

アクセスランキング(04月24日更新)

  • 先々週:--位
  • 先週:--位
  • 今週:--位
つぶやく いいね! はてなブックマーク
  • メーゼント錠2mgの画像
    メーゼント錠2mgの画像
  • メーゼント錠2mgの画像
    メーゼント錠2mgの画像

作用と効果

リンパ球に作用し、神経の炎症を抑えたり、神経を保護することにより、多発性硬化症の再発を予防し、身体的障害の進行を抑えます。
通常、二次性進行型多発性硬化症の再発予防および身体的障害の進行抑制に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症、6カ月以内に心筋梗塞・不安定狭心症・心不全があった、第2度以上の房室ブロック、洞不全症候群、QT延長がある、ワクチン接種を受けた、遺伝子型CYP2C93/3を保有している。

妊娠中、妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人はシポニモドとして0.25mgから開始し、2日目に0.25mg、3日目に0.5mg、4日目に0.75mg、5日目に1.25mg、6日目に2mgを1日1回朝に服用します。7日目以降は維持期として2mgを1日1回服用しますが、状態によって適宜減量することがあります。本剤は1錠中にシポニモド2mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。

本剤は2mgを服用する際に使用します。

遺伝子型CYP2C91/3または2/3を保有する人は、5日目以降を維持期として、1mgが飲む量となることがあります。

最初に飲む前と最初に飲んでから6時間は心拍数、血圧と心電図が測定されます。徐脈性不整脈の症状(失神、めまい、息切れなど)があらわれたら、すぐに医師に相談してください。

この薬を使い始める前に、血球数算定や肝臓の機能を調べるための血液検査、肝臓の分解(代謝)酵素であるCYP2C9の遺伝子型を確認するための遺伝子検査、糖尿病、ブドウ膜炎、網膜の疾患がある人や過去にこれらの疾患があった人は、眼科学的検査が行われます。

この薬の使用中に水痘(みずぼうそう)または帯状疱疹に初感染すると重症化することがあるので、この薬の使用前に水痘または帯状疱疹にかかったことがあるかと予防接種をうけたことがあるかが確認されます。必要に応じてワクチン接種がされることがあります。ワクチンを接種した場合はワクチンの効果が十分得られてからこの薬が使用されます。

増量期間中に1日でも飲み忘れた場合には、医師に相談してください。維持期以降に飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。4日以上連続して飲み忘れた場合は、医師に相談してください。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。再び飲み始める場合は、医師に相談してください。

副作用

主な副作用として、頭痛、高血圧、徐脈などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・けん怠感、発熱、寒気 [感染症]

・霧視、視力の低下 [黄斑浮腫]

・失神、めまい、息切れ [徐脈性不整脈(徐脈、房室ブロック)]

・めまい、動悸、失神 [QT間隔延長]

・頭痛、意識障害、けいれん [可逆性後白質脳症症候群]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて冷蔵庫など(2~8℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

生ワクチンを接種すると発症するおそれがありますので、生ワクチンを接種しないでください。予防接種を受ける場合には、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(1441件)

医薬品情報

製薬会社

ノバルティスファーマ株式会社

薬価

1錠あたり8668円

剤形

薄い黄色の錠剤、直径6.2mm、厚さ2.8mm

シート記載

メーゼント2mg

薬効分類

代謝性医薬品 > その他の代謝性医薬品 > 他に分類されない代謝性医薬品 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

シポニモド フマル酸

この成分で処方薬を探す

YJコード

3999051F2020

レセプト電算コード

622821501

更新日付:2022年12月14日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

メーゼントに関する医師Q&A

現在募集中の治験

QLifeでは、次の治験にご協力いただける方を募集しています。

メーゼント錠2mgの他の剤形

この薬を調べた人は、他にこんな薬を調べています

おすすめの記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、ノバルティスファーマ株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・メーゼント錠2mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。