ゼプリオンTRI水懸筋注350mgシリンジ

処方薬注射剤

ゼプリオンTRI水懸筋注350mgシリンジの基本情報

印刷する

アクセスランキング(04月18日更新)

  • 先々週:--位
  • 先週:--位
  • 今週:--位
つぶやく いいね! はてなブックマーク
  • ゼプリオンTRI水懸筋注350mgシリンジの画像
    ゼプリオンTRI水懸筋注350mgシリンジの画像

作用と効果

中枢神経系に作用するドパミンやセロトニンの機能を調節して、不安、緊張などの症状をしずめ、精神の不安定な状態を抑え、気力や関心のもてない状態を改善させます。
通常、統合失調症(パリペリドン4週間隔筋注製剤による適切な治療が行われた場合に限る)の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心・血管系疾患、低血圧またはそれらの疑いがある。不整脈の既往歴がある、先天性QT延長症候群である。パーキンソン病、レビー小体型認知症である。てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの既往歴がある。自殺企図の既往および自殺念慮がある。糖尿病、糖尿病の既往歴がある、あるいは糖尿病の家族歴、高血糖、肥満がある。脱水・栄養不良状態などを伴い体が衰弱している。手術の後や安静が必要など、長期間寝たきりまたはそれに近い状態にある、肥満、脱水状態である。腎機能・肝機能障害がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

この薬は、他の抗精神病薬を併用せずにパリペリドン4週間隔筋注製剤を4ヵ月以上使用し、安全性・忍容性が確認され、症状が安定している場合に、切り替えて使用されます。
通常、パリペリドン4週間隔筋注製剤の最後の注射から4週後に、この薬の初回分を1回、肩か臀部の筋肉内に注射します。その後12週に1回、肩か臀部の筋肉内に注射します。

使用量、使用期間は、症状をみながら医師が決めます。

副作用

主な副作用として、不安、統合失調症の悪化、アカシジア(じっとしていられない)、振戦(手足のふるえ)、筋固縮(筋肉のこわばり)、無月経、不規則月経、注射部位硬結、注射部位疼痛、注射部位腫脹、体重増加、体重減少などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・強度の筋肉のこわばり、飲み込みにくい、発熱 [悪性症候群]

・口をとがらせたり、引っこめたり、舌を出す [遅発性ジスキネジア]

・食欲不振、吐き気、便秘 [麻痺性イレウス]

・手足の筋肉の痛み、こわばり、しびれ [横紋筋融解症]

・のどが渇く、よく水を飲む、尿が多く出る [高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡]

・頻脈、不安感、ちくちくした感じ、めまい [アナフィラキシー]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(2249件)

医薬品情報

製薬会社

ヤンセン ファーマ株式会社

薬価

1キットあたり101240円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

神経系及び感覚器官用医薬品 > 中枢神経系用薬 > 精神神経用剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

パリペリドンパルミチン酸エステル

この成分で処方薬を探す

YJコード

1179409G8020

レセプト電算コード

622831101

更新日付:2020年11月18日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ゼプリオンに関する医師Q&A

現在募集中の治験

QLifeでは、次の治験にご協力いただける方を募集しています。

ゼプリオンTRI水懸筋注350mgシリンジの他の剤形

もっと見る

この薬を調べた人は、他にこんな薬を調べています

おすすめの記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、ヤンセン ファーマ株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ゼプリオンTRI水懸筋注350mgシリンジを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。