ダラキューロ配合皮下注

処方薬注射剤

ダラキューロ配合皮下注の基本情報

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作用と効果

抗悪性腫瘍剤のヒト型抗CD38モノクローナル抗体/ヒアルロン酸分解酵素配合剤と呼ばれる皮下注射剤です。ヒアルロン酸を加水分解することで皮下組織の浸透性を増加させ、ヒトCD38に結合することで細胞傷害活性および細胞貪食活性などにより、腫瘍の増殖を抑制します。
通常、多発性骨髄腫、全身性ALアミロイドーシスの治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息またはそれらの既往歴がある。B型肝炎ウイルスキャリアまたはHBs抗原陰性でHBc抗体陽性ないしHBs抗体陽性である。体重が65kg以下である。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、併用される抗悪性腫瘍剤の使用間隔を考慮して、成人は以下のいずれかの使用間隔で皮下に注射します。この薬は、必ず他の抗悪性腫瘍剤と併用されます。
-1週間間隔、2週間間隔および4週間間隔の順で注射
-1週間間隔、3週間間隔および4週間間隔の順で注射

一定期間使用したあとで、効果をみながら使用期間を決めていきます。

Infusion reaction(薬剤注入に伴う反応)を予防するため、この薬の注射前と後に、副腎皮質ホルモン、解熱鎮痛剤および抗ヒスタミン剤を使用することがあります。

この薬により、間接クームス試験(輸血する際に必要な検査)の結果が誤って陽性となる可能性があるため、この薬の使用前に一般的な輸血前検査が行われます。

この薬の使用前に肝炎ウイルスの感染の有無が確認され、適切な処置が行われます。

副作用

主な副作用として、上気道感染、貧血、下痢、発熱、疲労、注射部位反応などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・アナフィラキシー、鼻閉、咳、寒気、視力の低下、目のかすみ、息切れ・息苦しい、吐き気、発熱、かゆみ、めまい [Infusion reaction]

・発熱、血便・血尿、あざ、出血しやすい [骨髄抑制]

・発熱、咳、痰、息切れ、食欲不振、全身倦怠感、吐き気、嘔吐、黄疸 [感染症]

・尿が少なくなる・血尿、意識がうすれる、けいれん [腫瘍崩壊症候群]

・発熱、から咳、呼吸困難、疲労 [間質性肺疾患]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

医薬品情報

製薬会社

ヤンセン ファーマ株式会社

薬価

1瓶あたり445064円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ダラツムマブ(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)

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YJコード

4291500A1023

レセプト電算コード

629914801

更新日付:2024年02月07日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ダラキューロに関する医師Q&A

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ご利用に当たっての注意事項

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ダラキューロ配合皮下注を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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