レミトロ点滴静注用300μg

処方薬注射剤

レミトロ点滴静注用300μgの基本情報

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作用と効果

インターロイキン-2(IL-2)受容体に結合し、タンパク質合成を阻害することなどにより腫瘍増殖抑制作用を示します。
通常、再発または難治性の末梢性T細胞リンパ腫、再発または難治性の皮膚T細胞性リンパ腫の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄機能が低下している。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人は、1日1回1時間かけて、点滴で静脈内に注射します。5日間使用したあと16日間休薬します。これを1サイクルとして、最大8サイクルまで注射を繰り返します。
副作用の有無、効果の出方、患者さんの状態により異なりますので、具体的な使用期間につきましては、医師にお尋ねください。

この薬を点滴する前に、アレルギーやアナフィラキシーのような症状を予防するための薬を使用します。

副作用

主な副作用として、肝機能障害、発熱、倦怠感、吐き気、便秘、食欲減退などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・低血圧、全身のむくみ、急激に体重が増える、息切れ、息苦しい [毛細血管漏出症候群]

・手足のこわばり、手足のしびれ、脱力感、筋肉の痛み、尿が赤褐色になる [横紋筋融解症]

・文字や形がみえにくい、視野の異常、霧がかかったような見え方、色の見え方・感じ方がちがう、色がわかりにくくなる [視力障害、色覚異常]

・からだがだるい、白目や皮膚が黄色くなる、吐き気 [肝機能障害]

・いつもより体がだるく熱っぽい、さむけ、喉の痛み、鼻血、歯ぐきの出血、あおあざができる、出血が止まりにくい [骨髄抑制]

・かぜのような症状、からだがだるい、発熱、視界の中に見づらい部分がある [肺炎、サイトメガロウイルス性脈絡網膜炎]

・発熱、悪寒、吐き気、呼吸困難 [インフュージョンリアクション(注入に伴う反応)]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

医薬品情報

製薬会社

エーザイ株式会社

薬価

1瓶あたり85601円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

デニロイキン ジフチトクス(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

4291456D1027

レセプト電算コード

629914701

更新日付:2021年10月08日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・レミトロ点滴静注用300μgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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