ダカルバジン注用100

処方薬注射剤

ダカルバジン注用100の基本情報

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作用と効果

がん細胞のDNAと結合することによりDNAの複製を妨げ、抗腫瘍効果を示します。
通常、悪性黒色腫、ホジキン病(ホジキンリンパ腫)、褐色細胞腫の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、腎障害がある。感染症にかかっている。水痘にかかっている。

妊娠または授乳中。妊娠している可能性がある。

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

悪性黒色腫:通常、成人は静脈内に注射し、休薬することを繰り返します。
ホジキン病(ホジキンリンパ腫):通常、成人・小児ともに1日1回静脈内に注射し、休薬することを繰り返します。
褐色細胞腫:通常、成人は1日1回2日間連続して静脈内に注射し、休薬することを繰り返します。
いずれの場合も、注射の間隔は一緒に使用する他の薬や、患者さんの状態などによって異なりますので、具体的な使用期間については、医師に確認してください。

副作用

主な副作用として、吐き気、嘔吐、血管痛、肝機能障害、食欲不振などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・からだがだるい、ふらつき、意識の低下 [アナフィラキシーショック]

・鼻血、からだがだるい、発熱 [汎血球減少、貧血、白血球減少、血小板減少などの骨髄機能抑制]

・吐き気、嘔吐、激しい腹痛 [肝静脈血栓症および肝細胞壊死を伴う重篤な肝障害]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

サンド株式会社

薬価

1瓶あたり2846円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > アルキル化剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ダカルバジン

この成分で処方薬を探す

YJコード

4219401D1031

レセプト電算コード

620003750

更新日付:2021年09月07日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・掲載している情報は、サンド株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ダカルバジン注用100を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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