パドセブ点滴静注用30mg

処方薬注射剤

パドセブ点滴静注用30mgの基本情報

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作用と効果

がん細胞がもつNectin-4というタンパク質に結合して、がん細胞の中に取り込まれ、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。高血糖、糖尿病がある、または過去にあった。糖尿病の危険因子(肥満など)がある。末梢性ニューロパチー(末梢神経障害)がある。間質性肺疾患がある、または過去にあった。肝機能障害がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人は週1回30分以上かけて点滴で静脈内に注射します。これを3週連続し、4週目は休薬することを繰り返します。

この薬の使用前に血糖値の測定、血液検査、腎機能検査が行われます。

具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

副作用

主な副作用として、疲労、食欲減退、脱毛症、かゆみ、末梢性感覚ニューロパチー(感覚の麻痺、手足のしびれ、手足の痛み)、吐き気、下痢、便秘、体重減少、無力症(起きている時間に伴い筋力が低下する、まぶたが下がる、物がだぶって見える、飲み込みにくい)、味覚不全、斑状丘疹状皮疹(小さく盛り上がった発疹)、発疹、皮膚乾燥などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。

・皮膚が広い範囲で赤くなり破れやすい水ぶくれが多発する、唇や口内のただれ、円形の斑の辺縁部にむくみによる環状の隆起を伴ったものが多発する [重度の皮膚障害]

・体重が減る、水を多く飲む、尿量が増える [高血糖]

・手足のしびれ、痛み、筋肉に力が入らない [末梢性ニューロパチー]

・貧血、寒気、出血が止まりにくい [骨髄抑制]

・発熱、咳や痰がでる、息苦しい [感染症]

・尿量が減る、むくみ、体がだるい [腎機能障害]

・咳、息切れ、息苦しい [間質性肺疾患]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

アステラス製薬株式会社

薬価

1瓶あたり99593円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

エンホルツマブ ベドチン(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

4291459D1020

レセプト電算コード

629917001

更新日付:2023年07月12日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・パドセブ点滴静注用30mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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