プロウペス腟用剤10mg

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プロウペス腟用剤10mgの基本情報

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作用と効果

ジノプロストンによるコラゲナーゼ活性の上昇などにより、子宮の出口にあたる子宮頸管を軟らかくして(子宮頸管の熟化といいます)産道が広がるようにします。
通常、妊娠37週以降の子宮頸管熟化不全における熟化の促進に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。帝王切開で出産したことがある。子宮や子宮頸管の手術を受けたことがある。以前の出産時に過強陣痛になったことがある。4回以上の出産経験がある。緑内障、喘息またはその既往歴がある。

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

本剤1個を腟の奥のほうの子宮の出口付近(後腟円蓋といいます)に医師が挿入し、最長12時間腟内に留置します。必ず指示された使用方法に従ってください。

医師が取り出す必要があると判断した場合、挿入してから12時間経過した場合には、医師または助産師(看護師)が、この薬を取り出します。

自分で取り出さないようにしてください。

この薬の使用直後(30分間)はベットで安静にします。

トイレに行ったときは、この薬を落としていないか確認してください。また取り出し用紐に誤って触ってしまったときやこの薬が動いたように思う場合には、その旨を医師または助産師(看護師)に伝えてください。

この薬を取り出した後に子宮収縮薬(オキシトシンなど)や熟化を促す器具の装着(ラミナリアやメトロイリンテルなど)を行う場合は、引き続き、十分な分娩監視下で1時間以上の間隔をあけて行われます。

副作用

主な副作用として、発熱、血圧上昇、吐き気などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または助産師(看護師)に相談してください。また、3分間隔で生じる痛みを伴う規則的な子宮収縮、破水、今までのつわりとは異なる吐き気や嘔吐がみられましたら、すぐに医師または助産師(看護師)に知らせてください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。

・おなかの痛みが急に強くなる、腹部が張りっぱなしになる(長く持続する陣痛)、急に陣痛の回数が多くなる(10分間に5回以上みられる陣痛) [過強陣痛]

・胎動を感じない [胎児機能不全]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

医薬品情報

製薬会社

富士製薬工業株式会社

薬価

-

剤形

腟用剤、ジノプロストンが含まれている部分が取り出し用紐と一体となったネットに入っている。(有効成分の部分は30mm×10mm×厚さ0.8mm、取り出し用紐の長さ30cm)

シート記載

プロウペス腟用剤10mg

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > ホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。) > その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。) 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ジノプロストン

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YJコード

24997A2H1020

レセプト電算コード

000000000

更新日付:2021年12月06日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・プロウペス腟用剤10mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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