イジュド点滴静注25mg

処方薬注射剤

イジュド点滴静注25mgの基本情報

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作用と効果

T細胞(免疫細胞)の受容体(CTLA-4)と結合することにより、腫瘍抗原特異的なT細胞の増殖や活性化を増強することで、腫瘍の増殖を抑えると考えられています。
通常、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、切除不能な肝細胞癌の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。自己免疫疾患またはその既往歴がある。間質性肺疾患(放射線肺臓炎を含む)またはその既往歴がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌:デュルバルマブ(遺伝子組換え)および白金系抗悪性腫瘍剤を含む抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人は3週間間隔で4回、その後、7週間の間隔を空けて5回目を、1回につき60分間以上かけて点滴で静脈内に注射します。
切除不能な肝細胞癌:通常、成人はデュルバルマブ(遺伝子組換え)との併用において、1回のみ60分間以上かけて点滴で静脈内に注射します。

具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

副作用

主な副作用として、発疹、かゆみ、下痢、甲状腺機能障害、肝機能障害、肝炎、大腸炎、間質性肺疾患などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・咳、息切れ、息苦しい、発熱 [間質性肺疾患]

・発熱、お腹が張る、下腹部の痛み、何度も水のような便が出る、便に血が混じる(鮮紅色~暗赤色)、体がだるい [大腸炎、重度の下痢]

・吐き気、嘔吐、寒気、発熱、激しい腹痛、ふらつき、息切れ、意識の低下 [消化管穿孔]

・疲れやすい、まぶたが腫れぼったい、寒がり、体重増加、いつも眠たい、便秘、かすれ声、脱毛、動悸(どうき)、脈が速くなる、手指のふるえ、体重減少、汗をかきやすい、イライラする、微熱 [甲状腺機能障害]

・体がだるい、意識の低下、意識の消失、嘔吐(おうと)、食欲不振、発熱、冷汗が出る、顔面蒼白(そうはく)、手足が冷たくなる [副腎機能障害]

・体がだるい、疲れやすい、食欲不振、意識の低下、血圧低下、性欲がでない、無月経、喉が渇く、体重が減る、皮膚の乾燥、水を多く飲む、尿量が増える [下垂体機能障害]

・疲れやすい、体がだるい、力が入らない、吐き気、食欲不振、嘔吐、発熱、上腹部痛、白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、体がかゆくなる、尿の色が濃くなる [肝機能障害、肝炎]

・尿量が減る、むくみ、体がだるい、発熱、発疹、関節の痛み、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、排尿時の尿の泡立ちが強い、息苦しい、尿が赤みを帯びる [腎障害]

・筋力の低下、筋肉の痛み・はれ・熱感 [筋炎]

・体がだるい、発熱、息苦しい、息切れ、動悸、胸の痛み、むくみ [心筋炎]

・強い腹痛、背中の痛み、お腹が張る、吐き気、嘔吐、体重が減る、喉が渇く、尿量が増える、皮膚が黄色くなる、油っぽい下痢が出る [膵炎]

・発熱、まひ、意識の低下、頭痛 [脳炎]

・呼吸困難、意識の低下、意識の消失、まぶた・唇・舌のはれ、発熱、寒気、嘔吐、咳、めまい、動悸(どうき) [インフュージョンリアクション]

・発熱、目の充血やただれ、唇や口内のただれ、円形の斑の辺縁部にむくみによる環状の隆起を伴ったものの多発、全身の皮膚に少し押した程度では破れない大小の水ぶくれ(水疱)の多発(じんま疹の様な痒くて赤い発疹を伴うことや、ごくまれに粘膜が癒着することがある) [重度の皮膚障害]

・手足のしびれ、痛み、力が入らない、筋委縮、手足のふるえ、両側の手や足に力が入らない、歩行時につまずく、階段を昇れない、物がつかみづらい、手足の感覚が鈍くなる、顔の筋肉がまひする、食べ物が飲み込みにくい、呼吸が苦しい [神経障害]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

医薬品情報

製薬会社

アストラゼネカ株式会社

薬価

-

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

トレメリムマブ(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

4291465A1020

レセプト電算コード

629922501

更新日付:2023年03月31日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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