リットフーロカプセル50mg

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リットフーロカプセル50mgの基本情報

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作用と効果

ヤヌスキナーゼ3(JAK3)、TECファミリーキナーゼという酵素を阻害することにより、炎症の発現に関わっている複数の物質に作用し、円形脱毛症の症状を改善します。
通常、円形脱毛症(ただし、脱毛部位が広範囲に及ぶ難治の場合に限る)の治療に用いられます。治療開始時に頭部全体のおおむね50%以上に脱毛が認められ、過去6ヵ月程度毛髪に自然再生が認められない患者さんに使用されます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症(敗血症など)、活動性結核、結核の既往または結核感染が疑われる、肝機能障害、好中球減少、リンパ球減少、ヘモグロビン値減少、血小板減少がある。感染症が疑われるもしくは感染症にかかりやすい状態にある。B型肝炎ウイルスキャリアまたはその既往、C型肝炎、静脈血栓塞栓症のリスクがある。

妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人および12歳以上の小児は1回1錠(リトレシチニブとして50mg)を1日1回服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。

通常、使い始めてから48週間以内に効果が得られますが、48週間使用しても効果が得られない場合は使用が中止されることがあります。

この薬を使用する前に、血液検査でB型肝炎ウイルス感染の有無を調べます。

飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、吐き気、下痢、腹痛、疲労、気道感染、咽頭炎、毛包炎、尿路感染(排尿時の痛み、残尿感、発熱、背中やわき腹の痛みなど)、頭痛、ざ瘡、じんま疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・かぜのような症状、体がだるい、発熱 [感染症]

・発熱、のどの痛み、出血が止まりにくい [リンパ球減少、血小板減少、ヘモグロビン減少、好中球減少]

・局所の痛み、皮膚が青紫~暗紫色になる、下肢のはれ [静脈血栓塞栓症]

・疲れやすい、食欲不振、白目や皮膚が黄色くなる [肝機能障害]

・鼻血、歯ぐきからの出血、皮下出血 [出血]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

この薬の使用開始直前および使用中は、生ワクチン〔BCG、麻疹(はしか)、風疹(ふうしん)、麻疹・風疹混合(MR)、水痘(みずぼうそう)、おたふくかぜなど〕の接種はできません。接種の必要がある場合には医師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

ファイザー株式会社

薬価

-

剤形

淡青色/淡黄色のカプセル剤、長径15.9mm、短径5.8mm

シート記載

リットフーロ50mg、Litfulo、社マーク、Pfizer、RCB 50

薬効分類

代謝性医薬品 > その他の代謝性医薬品 > 他に分類されない代謝性医薬品 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

リトレシチニブトシル酸塩

この成分で処方薬を探す

YJコード

3999060M1022

レセプト電算コード

622945701

更新日付:2025年09月04日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

リットフーロに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・リットフーロカプセル50mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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