コミナティ筋注6ヵ月～4歳用（1価：オミクロン株XBB.1.5）の基本情報

作用と効果

SARS-CoV-2（新型コロナウイルス）（オミクロン株XBB.1.5）のタンパク質を作る基になる情報の一部を注射します。体の中で、この情報を基に、SARS-CoV-2のタンパク質の一部が作られ、それに対する抗体などができることで、SARS-CoV-2に対する免疫ができます。
通常、SARS-CoV-2による感染症の予防に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。発熱、急性疾患がある。過去に免疫不全と診断されている。近親者が先天性免疫不全症である。心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患、けいれんの既往、血液凝固障害がある。

他に薬などを使っている（お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください）。

用法・用量

通常、初回免疫として、合計3回、筋肉内に接種します。2回目は通常、3週間の間隔で、3回目は2回目の接種から少なくとも8週間経過したあとに接種します。また、追加免疫として、1回筋肉内に接種します。

初回免疫：1回目の接種から3週間、2回目の接種から8週間を超えた場合には、できる限り速やかに次回の接種を受けてください。原則として、同一の効能・効果をもつ他のワクチンと混同することなく、このワクチンを3回接種してください。

追加免疫：通常、前回（初回免疫または追加免疫）のSARS-CoV-2ワクチンの接種から少なくとも3ヵ月経過した後に接種を受けることができます。

接種前に必ず問診、検温および診察を受けてください。

まれにワクチン接種に対する緊張や痛みをきっかけに気を失う（失神する）ことがあります。また、ワクチンの接種によりショックやアナフィラキシーなどの重いアレルギー反応が起きることがあります。ワクチン接種後しばらくの間は背もたれのある椅子に座るなどして休み、接種を受けた医療機関などの施設内にいるようにしてください。薬や食品などで、アレルギー反応を起こしたことがある方は、接種に際して慎重な観察が必要です。医師に相談のうえ、接種後は医師の指示に従ってください。

副作用

主な副反応として、易刺激性（ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来たすこと）、注射部位反応（疼痛、発赤・紅斑、腫脹）、疲労、傾眠、食欲減退、発熱、下痢、頭痛、寒気、筋肉痛、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[　]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・呼吸困難、顔面が蒼白になる、じんま疹 [ショック、アナフィラキシー]

・胸の痛み、動悸、息切れ [心筋炎、心膜炎]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

接種当日は過激な運動は避け、接種部位を清潔に保ってください。

接種後の健康監視に留意し、局所の異常反応や体調の変化、さらに高熱、けいれんなどの異常な症状を呈した場合には速やかに医師の診察を受けてください。