ラパリムス錠1mg[難治性脈管腫瘍および難治性脈管奇形]

処方薬

ラパリムス錠1mg[難治性脈管腫瘍および難治性脈管奇形]の基本情報

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作用と効果

難治性リンパ管疾患で必要以上に活性化しているmTORを阻害することで、過剰な細胞増殖を抑えます。
通常、難治性脈管腫瘍および難治性脈管奇形〔リンパ管腫(リンパ管奇形)、リンパ管腫症、ゴーハム病、リンパ管拡張症、血管内皮腫、房状血管腫、静脈奇形、青色ゴムまり様母斑症候群、混合型脈管奇形、クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群〕の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。結核、肝炎にかかったことがある。

妊娠中、妊娠している可能性がある、または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、体表面積が1.0m2以上の場合は1回2錠(主成分として2mg)、1.0m2未満の場合は1回1錠(1mg)を1日1回で服用開始し、以降は血液中の濃度や身体の状態により適宜調節されますが、最大量は1日1回4錠(4mg)までです。必ず指示された服用方法に従ってください。

服用タイミングは、食後または空腹時のいずれかに設定してください。

この薬の服用開始前に胸部CT検査を実施する場合があります。

飲み忘れた場合は医師または薬剤師に相談してください。絶対に2回分を一度に飲まないでください。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、口内炎、下痢、にきび、にきび様の皮膚炎、鼻咽頭炎、上気道の炎症、発疹、頭痛、吐き気、痛み、感染、不規則月経、呼吸障害などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・咳が出る、呼吸困難、発熱 [間質性肺疾患]

・かぜのような症状、倦怠感、発熱、嘔吐 [感染症]

・口内炎、下痢、吐き気 [消化管障害]

・呼吸困難、蕁麻疹、のどのかゆみ、吐き気 [アナフィラキシー]

・意識が薄れる、歩行時のふらつき、手足に力が入りにくい、はっきり話せない [進行性多巣性白質脳症(PML)]

・尿量減少、むくみ、頭痛 [BKウイルス腎症]

・四肢や顔面のむくみ、から咳、胸の痛み [体液貯留]

・きずが治りにくい [創傷治癒不良]

・尿量減少、むくみ、全身倦怠感 [腎障害]

・にきび、皮膚の吹出もの、かゆみ [皮膚障害]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

予防接種を受ける場合には、医師または薬剤師に相談してください。

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

ノーベルファーマ株式会社

薬価

1錠あたり1308.8円

剤形

白色の錠剤、直径(高さ)約9.8mm、厚さ約4.7mm

シート記載

(表)ラパリムス1mg、(裏)Rapalimus1mg、ラパリムス1mg

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

シロリムス

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YJコード

4291035F1023

レセプト電算コード

622363701

更新日付:2024年02月27日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ラパリムスに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ラパリムス錠1mg[難治性脈管腫瘍および難治性脈管奇形]を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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