レナリドミドカプセル5mg「BMSH」

処方薬

レナリドミドカプセル5mg「BMSH」の基本情報

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作用と効果

サイトカイン産生調節作用、造血器腫瘍細胞に対する増殖抑制作用、血管新生阻害作用などの様々な作用が総合的に働いて、病気の進行を抑えます。また、染色体異常を有する造血幹細胞の増殖を抑制し、減少した正常な血液細胞を増やします。
通常、多発性骨髄腫、5番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎臓に障害がある、深部静脈血栓症のリスク、骨髄抑制がある。B型肝炎にかかっている、または過去にかかったことがある。臓器移植や造血幹細胞移植を受けたことがある。

妊娠・妊娠の可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

多発性骨髄腫:通常、成人は、デキサメタゾンと併用し、1日1回5カプセルを21日間服用した後、7日間休薬します。これを1サイクルとして服用を繰り返します。
骨髄異形成症候群:通常、成人は、1日1回2カプセルを21日間服用した後、7日間休薬します。これを1サイクルとして服用を繰り返します。
いずれの場合も、状態により適宜減量されます。この薬は1カプセル中にレナリドミドとして5mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。

飛散事故を防ぐため、カプセルは噛み砕いたり、開けて服用しないでください。

飲み忘れに気づいたのが、いつも飲む時間から12時間以内の場合は、飲み忘れた分を飲んでください。12時間を越えている場合は、その分は飲まず、翌日からいつもの量をいつもの時間に飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、便秘、疲労、貧血、発疹・かゆみ、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・全身倦怠感、発熱、歯ぐきの出血 [骨髄抑制]

・急激な手足の腫れ・痛み・しびれ・発赤、呼吸困難、胸痛 [深部静脈血栓症、肺塞栓症]

・しびれ、頭痛、言語障害 [脳梗塞、一過性脳虚血発作]]

・呼吸困難、目や口唇周囲の腫れ、蕁麻疹 [過敏症]

・発熱、眼出血、紅斑・水疱 [皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症]

・急激な前胸部の圧迫感、息苦しさ、失神 [心筋梗塞、心不全、不整脈]

・意識障害、認知障害、麻痺症状(片側または両側の手足のまひ)、言語障害 [進行性多巣性白質脳症]

・発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺疾患]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

保管には十分に注意し、紛失しないようにしてください。紛失した場合は、直ちに処方・調剤を受けた病院にご連絡ください。また、家族や他人(あなたと同じ症状の方でも)と共有したり譲り渡したりしないでください。

この薬は医療機関から配布される専用のレブメイトキットに保管することができます。

飲み忘れた薬がある場合、次回通院時に飲み忘れた薬の数をお知らせください。医師と薬剤師が残薬数を確認します。

薬が残った場合、保管しないで、必ず受け取った薬局または医療機関へ持参し、医師または薬剤師に返却してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社

薬価

-

剤形

白色~灰黄白色不透明のカプセル剤、直径18.0mm、厚さ6.35mm

シート記載

(表)レナリドミドカプセル5mg「BMSH」、BMSG01、Lenalidomide Capsules 5mg「BMSH」、妊娠の可能性のある方は服用禁止、この薬は特別な管理が必要です (裏)Lenalidomide Capsules 5mg「BMSH」、レナリドミドカプセル5mg「BMSH」、妊娠の可能性のある方は服用禁止、この薬は特別な管理が必要です

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

レナリドミド水和物

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YJコード

4291024M1032

レセプト電算コード

622953601

更新日付:2024年01月19日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・レナリドミドカプセル5mg「BMSH」を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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