イブグリース皮下注250mgシリンジ

処方薬注射剤

イブグリース皮下注250mgシリンジの基本情報

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作用と効果

IgG4モノクローナル抗体製剤で、アトピー性皮膚炎の病態を悪化させる原因物質の1つであるインターロイキン(IL)-13に結合し、IL-13の働きを抑えることにより、症状を改善します。
通常、既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。寄生虫感染がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人および12歳以上かつ体重40kg以上の小児は、初回および2週後に1回、2本(主成分として500mg)を皮下に注射し、4週以降は、本剤を2週間隔で1本(250mg)を皮下に注射します。なお、4週以降は、状態に応じて、4週間隔で1本(250mg)を皮下に注射することがあります。必ず指示された注射方法に従ってください。

一定期間使用した後で、効果を見ながら継続するかどうかを決めていきます。

1回にシリンジの全量を使用してください。

注射45分前に冷蔵庫から取り出し、直射日光を避け、室温に戻してから使用してください。

薬液は無色透明か、わずかに黄色がかっています。薬液が濁っている、変色している、または異物が混入している場合には使用しないでください。

皮膚に傷や赤みのある部位には注射しないでください。へその周辺(5cm以内)には注射しないでください。

注射する部位はお腹(腹部)、太もも(大腿部)または二の腕(上腕部)の外側です。注射部位は、医療従事者にご相談のうえ、適切な部位を選んでください。なお、注射箇所は毎回変えて注射してください。

注射し忘れた場合は、担当の医師に相談してください。2回分を一度に使用してはいけません。

誤って多く注射した場合は、医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、注射するのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、アレルギー性結膜炎、結膜炎、注射部位反応(紅斑、疼痛、かゆみ、腫脹など)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・呼吸困難、全身のかゆみを伴った発赤、動悸 [重篤な過敏症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

この薬を使用している間は、生ワクチンの接種は安全性が確認されていないので避けてください。

乳幼児、小児の手の届かないところで、光、凍結を避けて、2~8℃で保管してください。

凍結した場合や薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

使用済みのシリンジを再使用しないでください。

医薬品情報

製薬会社

日本イーライリリー株式会社

薬価

-

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > アレルギー用薬 > その他のアレルギー用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

レブリキズマブ(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

4490410G1025

レセプト電算コード

629928701

更新日付:2025年05月01日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

イブグリースに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・イブグリース皮下注250mgシリンジを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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