エルレフィオ皮下注76mg

処方薬注射剤

エルレフィオ皮下注76mgの基本情報

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作用と効果

T細胞の細胞膜上に発現するCD3と骨髄腫細胞の細胞膜上に発現するBCMAの両者に結合することによりT細胞を活性化し、BCMA陽性の腫瘍細胞を傷害することにより、がん細胞の増殖を抑えると考えられています。
通常、再発または難治性の多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合に限る)の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症にかかっている。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人は1日目、4日目に1回皮下に注射します。8日目以降は1回、1週間間隔で皮下に注射します。なお、24週間以上使用し、効果が認められた場合には、注射間隔を2週間間隔とします。2週間間隔で24週間以上使用した場合は、注射間隔を4週間間隔とすることができます。

感染症があらわれたり、悪化したり、またはサイトメガロウイルス感染などの再活性化があらわれることがありますので、この薬を使用する前にニューモシスチス・イロベチイなどの感染の有無が確認されます。

サイトカイン放出症候群(CRS)を防ぐために、1日目、4日目および8日目の注射については、この薬を使用する約1時間前に解熱鎮痛剤、副腎皮質ホルモン剤および抗ヒスタミン剤が使用されます。

具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

副作用

主な副作用として、注射部位反応、発疹、皮膚乾燥、下痢、吐き気、食欲減退、疲労、無力症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・吐き気、胃がむかむかする、頭痛 [サイトカイン放出症候群]

・手足のしびれ・痛み、頭痛、錯乱状態、両側の手や足に力が入らない、歩行時につまずく、浮動性めまい、意識レベルの低下、失神 [神経学的事象(免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群含む)]

・発熱、寒気、咳、痰、息切れ、息苦しい、脈が速くなる、体がだるい [感染症、敗血症性ショック]

・けいれん、意識の低下、意識の消失、しゃべりにくい、物忘れをする、手足のまひ [進行性多巣性白質脳症]

・発熱、寒気、体がだるい、めまい、鼻血、唾液・痰に血が混じる [血球減少]

・感染症にかかりやすい(咳、鼻水、発熱などの風邪症状が長引く、繰り返す) [低γグロブリン血症]

・咳、息切れ、息苦しい、発熱 [間質性肺疾患]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

ファイザー株式会社

薬価

-

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

エルラナタマブ(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

4291470A2027

レセプト電算コード

629929301

更新日付:2025年07月16日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・エルレフィオ皮下注76mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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