ベイフォータス筋注50mgシリンジ

処方薬注射剤

ベイフォータス筋注50mgシリンジの基本情報

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作用と効果

RSウイルス(Respiratory Syncytial Virus)の侵入過程で重要なFタンパク質の抗原部位に結合してRSウイルスを中和します。
通常、下記の新生児、乳児および幼児におけるRSウイルス感染による下気道疾患の発症抑制または予防に用いられます。
1.下記の重篤なRSウイルス感染リスクを有する新生児、乳児および幼児における下気道疾患の発症抑制
〇生後初回のRSウイルス感染流行期の、流行初期において
・在胎期間28週以下の早産で、12カ月齢以下の新生児および乳児
・在胎期間29~35週の早産で、6カ月齢以下の新生児および乳児
〇生後初回および生後2回目のRSウイルス感染流行期の、流行初期において
・過去6カ月以内に慢性肺疾患の治療を受けた24カ月齢以下の新生児、乳児および幼児
・24カ月齢以下の血行動態に異常のある先天性心疾患の新生児、乳児および幼児
・24カ月齢以下の免疫不全を伴う新生児、乳児および幼児
・24カ月齢以下のダウン症候群の新生児、乳児および幼児
2.生後初回のRSウイルス感染流行期の1. 以外のすべての新生児および乳児におけるRSウイルス感染による下気道疾患の予防

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
現在、血小板減少症、凝固障害などの出血リスクがある、抗凝固療法を受けている。急性感染症または発熱性疾患がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、RSウイルス感染流行期に1回、筋肉内に注射します。

個人により投与回数が異なる場合があります。

副作用

主な副作用として、注射部位反応(赤み・腫れ・痛み)、発熱、発疹が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・皮ふのかゆみ、のどのかゆみ、息苦しさなど [アナフィラキシーを含む重篤な過敏症]

・あおあざができる、出血しやすい(歯ぐきの出血、鼻血など) [血小板減少]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

医薬品情報

製薬会社

サノフィ株式会社

薬価

-

剤形

注射剤(プレフィルドシリンジ)

シート記載

-

薬効分類

病原生物に対する医薬品 > 化学療法剤 > 抗ウイルス剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ニルセビマブ(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

6250411G1022

レセプト電算コード

629929401

更新日付:2024年06月05日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・ベイフォータス筋注50mgシリンジを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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