ビロイ点滴静注用100mg

処方薬注射剤

ビロイ点滴静注用100mgの基本情報

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作用と効果

胃がん細胞などの細胞膜上に発現するCLDN18.2というたんぱく質に結合し、細胞傷害作用により、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、CLDN18.2陽性の手術が難しい進行・再発の胃癌の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人は3週間または2週間間隔で、1回あたり2時間以上かけて点滴で静脈内に注射します。

この薬の使用前にCLDN18.2が陽性であること、およびHER2が陰性であることを確認する検査が行われます。

他の抗悪性腫瘍剤と併用されます。注射の間隔は、一緒に使用する他の薬や、症状・状態により異なりますので、具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

吐き気や嘔吐を防止するため、あらかじめ吐き気止めの薬を使用する場合があります。

副作用

主な副作用として、貧血、食欲減退、吐き気、嘔吐、下痢、疲労、無力症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。

・ふらつき、息苦しい、かゆみ [過敏症]

・呼吸困難、意識の低下、まぶた・唇・舌のはれ [インフュージョンリアクション]

・吐き気、胃がむかむかする、胸やけ [重度の吐き気・嘔吐]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

この薬は、患者さんまたは家族の方がこの薬の効果や注意すべき点について十分理解できるまで説明を受け、同意してから使用が開始されます。

医薬品情報

製薬会社

アステラス製薬株式会社

薬価

-

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ゾルベツキシマブ(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

4291471D1021

レセプト電算コード

629930401

更新日付:2024年07月02日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ビロイに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ビロイ点滴静注用100mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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