ザビセフタ配合点滴静注用

処方薬注射剤

ザビセフタ配合点滴静注用の基本情報

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作用と効果

細菌のペニシリン結合蛋白質に作用し、細胞壁の合成を阻害して殺菌作用を示します。また、一部の細菌は抗生物質を分解する酵素(β-ラクタマーゼ)を産生しますが、この酵素を阻害する成分も含んでいます。
通常、本剤に感性の大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、インフルエンザ菌、緑膿菌による敗血症、肺炎、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、肝膿瘍の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。本人または両親や兄弟が気管支喘息、発疹、じんま疹などのアレルギー症状を起こしやすい体質である。食事または口から摂取する栄養を十分にとれていない、全身状態が悪い。腎機能障害がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人は1日3回2時間かけて点滴で静脈内に注射します。

腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、肝膿瘍の治療では、メトロニダゾール注射液と併用されます。

具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

点滴開始から終了後まで、安静にしてください。

副作用

主な副作用として、下痢、吐き気などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・呼吸困難、顔面が蒼白になる、じんま疹 [ショック、アナフィラキシー]

・腹痛、頻回の下痢 [クロストリジウム・ディフィシレ大腸炎]

・尿量が減る、むくみ、体がだるい [急性腎障害などの重篤な腎障害]

・鼻血、歯ぐきからの出血、発熱、皮膚や白目が黄色くなる [汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、溶血性貧血]

・発疹、粘膜のびらん・水ぶくれ、高熱 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(241件)

医薬品情報

製薬会社

ファイザー株式会社

薬価

-

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

病原生物に対する医薬品 > 抗生物質製剤 > 主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

アビバクタムナトリウム

この成分で処方薬を探す

セフタジジム水和物

この成分で処方薬を探す

YJコード

6139507D1025

レセプト電算コード

622970901

更新日付:2024年11月12日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・ザビセフタ配合点滴静注用を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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