ロルカム錠2mg

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ロルカム錠2mgの基本情報

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作用と効果

プロスタグランジン(炎症を起こしたり痛みを増強する物質)の産生を抑制することにより、炎症や痛みをやわらげる作用(消炎、鎮痛)があります。
通常、関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎、手術後、外傷後、抜歯後の消炎・鎮痛に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。消化性潰瘍またはその既往歴、血液の異常またはその既往歴、肝機能障害、腎機能障害、心機能不全、高血圧症、アスピリン喘息またはその既往歴、気管支喘息、潰瘍性大腸炎、クローン病がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎:通常、成人は1回2錠(主成分として4mg)を1日3回食後に服用します。年齢・症状によって適宜増減されますが、1日9錠(18mg)が上限とされています。
手術後、外傷後、抜歯後
:通常、成人は1回4錠(主成分として8mg)を痛みのあるときに服用しますが、1回4錠(8mg)まで、1日12錠(24mg)まで、服用期間は3日間が上限とされています。また、空腹時の服用は避けてください。
いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合には、忘れた分は飲まないで1回とばして次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、発疹、かゆみ、頭痛、めまい、腹痛、腹部不快感、吐き気、嘔吐、消化不良、下痢、食欲不振、口内炎、腹部膨満、便秘、むくみ、倦怠感、季肋部疼痛、寒気などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・腹痛、嘔吐、便に血が混じる [消化性潰瘍、小腸・大腸潰瘍]

・じんま疹、のどの腫れ、息苦しい [ショック、アナフィラキシー]

・円形の斑の辺縁部にむくみによる環状の隆起を伴ったものが多発する、唇や口内のただれ、目の充血やただれ [皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症]

・むくみ、尿量がへる、体がだるい [急性腎障害、ネフローゼ症候群]

・疲れやすい、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [劇症肝炎、肝機能障害、黄疸]

・しめ付けられるような胸の痛み、突然片側の手足が動かしにくくなる、突然しゃべりにくくなる [心筋梗塞、脳血管障害]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

大正製薬株式会社

薬価

1錠あたり11.2円 ジェネリックを探す

剤形

白色の錠剤、直径約6.0mm、厚さ約2.6mm

シート記載

T742、ロルカム、2mg、吸湿注意

薬効分類

神経系及び感覚器官用医薬品 > 中枢神経系用薬 > 解熱鎮痛消炎剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ロルノキシカム

この成分で処方薬を探す

YJコード

1149036F1025

レセプト電算コード

610443079

更新日付:2024年10月30日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・掲載している情報は、大正製薬株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ロルカム錠2mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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