ツムラ抑肝散エキス顆粒(医療用)株式会社ツムラ

処方薬

アクセスランキング(07月24日更新)

  • 先々週:44位
  • 先週:47位
  • 今週:59位
つぶやく いいね! はてなブックマーク GooglePlus
薬価 1gあたり11.4円
剤形 顆粒剤(淡灰褐色)
シート記載 ツムラ抑肝散(ヨクカンサン) 2.5 g 「54」
薬効分類 生薬及び漢方処方に基づく医薬品 > 漢方製剤
主成分

抑肝散

同じ成分の薬

この薬の添付文書

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

作用と効果について

この薬は漢方薬です。あなたの症状や体質に合わせて処方してあります。
神経症、不眠症、小児夜なきや疳の虫の治療に使用されます。
通常、虚弱な体質で神経がたかぶる人に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前もしくは食間に水またはぬるま湯で飲んでください。年齢・体重・症状により適宜増減されることがあります。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は気がついた時に飲んでください。ただし、次に飲む時間が約2時間以内に来る場合は飛ばして、次に決められた時間に飲んでください。2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用について

主な副作用として、発疹、発赤、かゆみ、食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢、眠気、倦怠感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・発熱、から咳、息切れ、呼吸困難 [間質性肺炎]

・尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる [偽アルドステロン症]

・どうき、息切れ、体がだるい、めまい [心不全]

・体がだるくて手足に力が入らない、手足がひきつる、手足がしびれる、筋肉痛 [ミオパチー、横紋筋融解症]

・体がだるい、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気、高温をさけて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

更新日付:2015年08月10日

抑肝散に関する医師Q&A

Powered by AskDoctors

※回答を見るには別途AskDoctorsへの会員登録が必要です。

漢方薬の医学的・科学的情報をかりやすく QLife漢方

医療者の実際の評価

※ 抑肝散という名の全薬剤(形は異なるが成分は同じ)の評価を掲載しています。「医療者の実際の評価」についての詳細はこちらをご覧ください。

医師 40代 公立病院 精神科(精神神経科)

私の処方の仕方 いらいらを抑える漢方薬。
漢方薬だが比較的効果についてのエビデンスがある。
副作用はあまりない。
漢方なので患者さんにもすすめやすく、抗精神薬に抵抗のある人でも受け入れてくれる。
しかし、苦くて量が多くてのみにくいのも事実。子どもの患者の場合は親が呑ませるのに苦労をしている。

※投稿内容に問題がある場合は、問題投稿を通報ページから教えて下さい。

医師 40代 国立病院機構 精神科(精神神経科)

私の処方の仕方 夜間不穏をともなった不眠、せん妄、レム行動障害などに対して使う。
怒りが伴う場合には抑肝散(よくかんさん)を使い、悲嘆を伴う場合は甘麦大棗湯(かんばくたいそう)を処方することが多い。
味がよくないので、嫌がる人もいる。
オレンジジュースに溶かしたり、オレンジゼリーに固めるとのみやすいという話がある。
副作用としてのカリウム低下に要注意。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 「どんな薬ですか?」と説明を求められた場合には、
「赤ちゃんの夜泣きに使う、樋屋奇応丸や宇津救命丸のようなお薬と考えてください。味が苦くて嫌がる場合は、冷やした水で飲んだり、オレンジジュースに溶かしてのむと飲みやすいようです。」と説明しています。

※投稿内容に問題がある場合は、問題投稿を通報ページから教えて下さい。

続きを見る

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬

薬の併用には専門的な判断が必要です。必ず、医師、薬剤師に相談してください。

もっと見る

処方実績の多い疾患

※ 処方実績はレセプトデータ(2015年04月~2015年09月)を基準としています。

この薬は下記の疾患の患者さんに処方されています

おすすめの記事

他の薬(同じ主成分)

他にこんな薬を調べています

医療者の実際の評価(続き)

薬剤師 40代 私立病院

ベネフィット(効果) 7種類の生薬からなる漢方薬のエキスを顆粒にした製剤で、体質を改善することによって、気持ちを落ち着かせるお薬です。
いらいらしたり、感情が高ぶって興奮しやすくなるのを静めます。

リスク(副作用など)と対処法 漢方薬は比較的副作用は少ないのですが、体質や症状、他に飲んでいるお薬との飲み合わせなどにより副作用が起こることがあります。
このお薬で一番注意していただきたいのは低K血症という副作用で、むくみや血圧上昇、脱力感等いつもと何か違うと感じることがあったら早目にご相談下さい。

実用的な特徴 顆粒製剤で1包中の量が多めですので、多めの水やぬるま湯でそのまま飲むか、水やぬるま湯に溶かしてから飲んでも構いません。
飲むタイミングは、食前でも食後でも大丈夫です。
飲み忘れない時間に飲んでいただくことが大切です。
また、溶かして飲む場合、一度にすべて飲めない場合は少しづつ分けて飲んでも大丈夫です。

※投稿内容に問題がある場合は、問題投稿を通報ページから教えて下さい。

医師 40代 私立病院 精神科(精神神経科)

私の処方の仕方 一般的な効果としては神経症や不眠症の患者に効果があるとされていますが、精神科では認知症の周辺症状の緩和のために処方しています。
内服は通常3包/日で処方しますが、認知症の予防効果として2包/日の内服が効果があるとの文献が出ています。
ただし高齢の患者には飲みにくいのが難点です。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 「漢方薬なので身体にいいですか?」と質問されることがありますが、
「普通の錠剤などの薬剤よりは副作用は少なく身体には優しいです。」と答えています。

※投稿内容に問題がある場合は、問題投稿を通報ページから教えて下さい。

医師 50代 私立病院 精神科(精神神経科)

私の処方の仕方 認知症の周辺症状に対して効果があるが、即効性はなく、早急に効果が求められる場合には使いづらい。
早急な鎮静を求められない場合には、副作用の心配があまりなく、使いやすい薬。
向精神薬に対して副作用が出やすい患者には、使いやすく効果がある場合がある。

※投稿内容に問題がある場合は、問題投稿を通報ページから教えて下さい。

医師 40代 診療所(開業医) 心療内科

私の処方の仕方 認知症のBPSD(認知症に伴う行動および心理の症状)に対して使用している漢方薬です。
特に、興奮や焦燥感などの症状が強いタイプの患者さんにはよく使います。
抗精神病薬は、転倒の危険性、循環器に対しての悪影響などのリスクが高いため、第一選択にはなりません。
そのため、まずはリスクの少ない抑肝散を使用して、効果を確認するのがよいと考えています。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 「漢方薬なので副作用がないのですね?」と誤解して思われがちです。
「低カリウム血症による四肢脱力の副作用の可能性があるので、定期的な採血検査をして、電解質のチェックが必要です。」と処方時に説明をしています。

※投稿内容に問題がある場合は、問題投稿を通報ページから教えて下さい。

薬剤師 60代以上 私立病院

ベネフィット(効果) 漢方薬です。
認知症や精神疾患の神経の高ぶりやイライラに効果があります。
赤ん坊のかんの虫にも効果があります。
通常、神経過敏、興奮し易い、怒りやすい等の症状に用いられます。

リスク(副作用など)と対処法 まれに発疹、発赤、かゆみ、胃部不快感、食欲不振、悪心、倦怠感、下痢や眠気などの症状があります。
その場合はすぐに担当医か薬剤師にご連絡ください。
その他、動悸や息切れなどの場合も医師か薬剤師にご連絡ください。

実用的な特徴 漢方独特の匂いがあります。
湿気により色が変わったり固まったりしますので、直射日光の当たらない湿気の少ない所で保管してください。
薬が残った場合、保管せずに廃棄してください。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 漢方なので副作用がないと思われがちですが、薬ですので副作用もあります。

※投稿内容に問題がある場合は、問題投稿を通報ページから教えて下さい。

医師 50代 私立病院 精神科(精神神経科)

私の処方の仕方 認知症のBPSD(周辺症状)に対して、副作用をあまり心配することなく使用できる。
興奮や暴言・暴力といった行動症状を鎮静できる。
パーキンソン症状の心配がほとんど無く、消化器症状の副作用も認めない。
特に、身体疾患を有している認知症高齢者に対しては、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤を使うよりも安全で、精神科医以外の抗精神病薬を使い慣れていない医師でも処方しやすい。
ただし服薬時に独特の匂いと味がある点では、コンプライアンス(服薬遵守)が低下する可能性がある。

※投稿内容に問題がある場合は、問題投稿を通報ページから教えて下さい。

薬剤師 30代 私立病院

ベネフィット(効果) 認知症などでイライラする、暴力や衝動的になってしまうことを抑えるお薬です。
認知症の随伴症状である興奮を抑えることにより、夜間の眠りを誘発したり、夜の徘徊、不穏行動を抑える効果も期待できます。

リスク(副作用など)と対処法 漢方の成分にカンゾウが含まれている為、『偽アルドステロン症』と呼ばれる、むくみや血圧上昇が起こることがあります。
他にも漢方を服用されている場合は薬剤師にご相談ください。
また、食欲不振や胃部不快感が現れる場合もあり、体質に合わない場合もありますので気になる症状が現れた場合は医師または薬剤師にご連絡ください。

実用的な特徴 漢方であるため、特徴的な風味があります。
吸湿性があるため、一度開封した薬は飲みきるか、破棄するようにしてください。
通常、空腹時に薬を服用することで最も効果が期待できる為、食前または食間に服用してもらいますが、飲み忘れることが懸念される場合は食後に飲むこともあります。
但し2回分を一度に服用するようなことは決して行なわないでください。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 漢方はお湯などで煎じて飲まなくてはならないのかと聞かれたり、誤解されることが多いが、エキス剤なので普通の粉薬と同じように水または白湯で服用するように、と説明しています。

※投稿内容に問題がある場合は、問題投稿を通報ページから教えて下さい。

医師 40代 私立病院 精神科(精神神経科)

私の処方の仕方 効果:認知症に伴うBPSD(認知症での周辺症状のこと)、情緒不安定等にマイルドな効果が期待できます。
副作用:漢方薬にて、電解質異常以外の副作用は、ほとんどありません。
相互作用:漢方薬なので、少ないです。
服薬の難易:薬剤量が粉薬にて多いので、摂食困難な患者さんには、投与しづらいです。
費用:保険適応がありますが、やや高価です。
量調整の細かさ:なし。
エビデンスの質・量:漢方薬にしては、RCT(ランダム化比較試験)レベルで、認知症のBPSDへの効果が示されています。
メーカー:ツムラは信頼性が高く、本剤のMR活動にも、力を入れています。
患者イメージ:BPSD伴う認知症で、副作用面より、適応外の抗精神病薬の服用が困難な患者さんに良いイメージがあります。

※投稿内容に問題がある場合は、問題投稿を通報ページから教えて下さい。

QLifeの健康・医療の特集記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、株式会社ツムラの提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している併用禁忌・併用注意の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ツムラ抑肝散エキス顆粒(医療用)を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。

「医療者の実際の評価」はあくまで参考材料のひとつに

  • ・法律で「医薬品等の適正使用と有効性・安全性の知識と理解を深める努力」が「患者責任」と規定されたこと、また「他の薬を試したい」時に医師に訊けずに転医してしまう患者が少なくない実態を解消する支援をしたいと考え、1)生活者・医療者間の会話の糸口・参考例、2)医薬品についての関心や知識を深めるきっかけ・参考材料、として提供しています。詳細はこちらをご覧ください。
  • ・薬口コミの内容は不完全です。これだけで服薬中断や変更の判断は絶対にしないでください。
  • ・専門家が審査したうえで公開しています。「明らかに間違った内容」「著しく読む人への配慮に欠ける、または誤解を招く表現」のほか、「服用を強く恐怖させる表現」「処方を強く否定する記述」「強い断定」「多量摂取の推奨」「適応外処方の推奨」などを排除しています。ただし問題の「評価」を見つけた場合は、お手数ですが「問題投稿通報」からお知らせください。