合指症の手術についてご相談2025/06/20

9か月の子どもについてご相談です。左足の小指が右足の約1.5〜2倍ほど太く、爪が中央で割れて凹んでいるように見えます。小児整形外科を受診したところ合指症と診断され、手術は希望があれば行うとの説明を受けました(次回受診時にレントゲンの結果を説明いただく予定です)。 担当医からは、歩行については指の付け根が重要なため、現状では大きな影響は出にくいのではないかと伺いました。ただし、下記の点を指摘されています。 ・小指が太いため、隣の薬指を圧迫する可能性がある ・左足だけ靴のサイズが合わなくなることがある ・将来、子どもが指について質問した際に説明に迷う可能性がある ・手術を行うなら骨が柔らかい1歳〜1歳半(2歳未満)が、合併症の少ない傾向にある 【質問事項】 ・靴擦れなど足のトラブルの可能性: 小指が薬指に当たりやすい点が気掛かりです。オーダーメイドの靴で対応できるかもしれませんが、合指症が原因で靴擦れなどが起きやすいケースは多いのでしょうか。 ・手術時期と麻酔リスク: 3〜4時間程度の全身麻酔を小さいうちに行うより、成長してから(例:小学生以降)本人が希望した時点で手術を検討した方が、麻酔リスクを抑えられるのではと考えています。遅すぎる判断になるでしょうか。 ・手術を行わず経過観察とする選択: このタイプの合指症では、手術をせずに経過観察のみで過ごすケースも多いのでしょうか。 以上、ご教示いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。 (乳幼児/女性)

工藤 宏之先生

形成外科

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