心房細動に対するパルスフィールドアブレーションの溶血と慢性腎臓病2025/12/11

64歳男性です。 数ヶ月前からの心房細動で、現在リクシアナを使用していますが、慢性腎臓病もあり、現在eGFRが約40mL/min/1.73m2で、フォシーガを使用しています。このたび心房細動に対し、カテーテルアブレーションをすることになりました。パルスフィールドアブレーションの方が、高周波カテーテルアブレーションより全体的には合併症が起こりにくいということで現在のところパルスフィールドアブレーションを予定していますが、ネットで見るとパルスフィールドアブレーションに伴う溶血が9割以上に起こり、場合により腎機能が低下する可能性があることが心配です。 1)eGFRが約40mL/min/1.73m2の場合、パルスフィールドアブレーションによる溶血が起こっても殆どの患者でeGFRに影響はない程度なのでしょうか。それともかなりの患者でeGFRは低下するのでしょうか。 2)eGFRが約40mL/min/1.73m2でパルスフィールドアブレーションをし、溶血が起こった場合、透析を必要とする急性腎機能障害の発生率は通常の0.03%よりかなり高くなるでしょうか。 3)透析をするほどでなくても腎機能低下が起こった場合、時間が経てば回復はするものなのでしょうか。それともeGFRは回復しないのでしょうか。 4)パルスフィールドアブレーションの前後で、患者が溶血で腎機能が低下するのを予防できる方法(例えば水分を多く取るなど)はあるのでしょうか。 5)結論になるのですが、eGFRが約40mL/min/1.73m2の場合、他の合併症が起こりにくいパルスフィールドアブレーションよりも腎臓のことを第一に考えて、溶血が起こりやすいパルスフィールドアブレーションではなく、溶血が起こらない高周波カテーテルアブレーションをしていただいた方がいいのでしょうか。それともこのまま他の合併症が起こりにくいパルスフィールドアブレーションをしていただくのがいいのでしょうか。 以上、教えていただければ幸いです。 (60代/男性)

yazawae先生

循環器科

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