専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

星総合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

外科(消化器外科)

分野

消化器・一般外科

特色

地方基幹病院の外科として、胃がん、大腸がんを中心に胆石、肝・胆道系・膵疾患、虫垂炎、鼠径ヘルニア、肛門疾患、腹部救急など消化器全般の手術と消化器がん化学療法を担当している。専門医、皮膚排泄ケア認定看護師を中心にストーマ外来を設置している。家族性大腸ポリポーシスや遺伝性大腸がん(HNPCC)などの遺伝子診断とカウンセリングを行っている。内痔核に対する輪ゴム結紮法、4段階注射法を行っている。

症例数

胃がん:07年44例、08年38例、09年52例、大腸がん:07年47例、08年67例、09年57例、肝胆膵(胆石など):07年70例、08年78例、09年62例。急性虫垂炎:07年63例、08年60例、09年30例、鼠径ヘルニア:07年85例、08年82例、09年23例など。外来化学療法:07年266件、08年272件、09年298件。遺伝子診断・遺伝カウンセリングの実績:家族性大腸腺腫症52家系114例、遺伝性非ポリポーシス大腸がん27家系39例、ポェツイェーガース症候群3家系3例、家族性胃がん6家系11例など。

医療設備

内視鏡室(各種内視鏡)、腹腔鏡手術装置、超音波検査装置、CT(16C、32C)、MRI、ハーモニック・スカルペル、外来化学療法室など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

循環器科

分野

循環器科

特色

循環器疾患全般を扱っているが、虚血性心疾患に対するカテーテル治療に特に力を入れており、24時間体制で診療にあたっている。不安定狭心症・急性心筋梗塞などの緊急を要する疾患については、特に迅速な受け入れと治療に努めている。また、外来での心臓CTを積極的に行っており、病状が安定している患者で虚血性心疾患が疑われる場合には、カテーテルではなくまず心臓CTを第一選択としている。末梢血管に対するカテーテル治療も行っており、閉塞性動脈硬化症、腎動脈狭窄症、頸動脈狭窄症に対しても当科で治療を行っている。不整脈については、ペースメーカー、植え込み型除細動器(ICD)の植え込み、心臓再同期療法(CRT)を行っている。

症例数

病院全体の病床数480床、CCU 7床、循環器病棟50床。09年の実績として、入院患者数はCCU 496人、循環器病棟1,166人、平均在院日数12.9日、病床稼働率80.4%であった。検査・治療件数は、心臓カテーテル検査1,309件、冠動脈インターベンション治療407件(バルーン拡張術のみ32件、ステント留置術362件、ロータブレーター11件)、心臓電気生理学的検査53件、永久的ペースメーカー植え込み84件(新規60件、交換24件)、ICD植え込み4件、CRTD 1件、末梢血管形成術76件、頸動脈ステント留置術5件であった。心臓CT 831件、心臓核医学検査308件、心臓血管超音波5,810件(体表面心エコー5,605件、経食道心エコー127件、血管エコー78件)、ホルター心電図1,483件、運動負荷心電図438件であった。心臓リハビリテーションは入院・外来合わせて1カ月の延べ人数で約1,000人に施行している。09年新規の心臓リハビリテーション導入は331人であった

★急性冠症候群(急性心筋梗塞、不安定狭心症)は年間約120件で、24時間体制で循環器医師が院内に待機しており、ほぼ全例で緊急カテーテル検査を行い、カテーテルインターベンションにより早期再疎通を行っている。その後は理学療法士を中心とした心臓リハビリテーションを早期から行い、栄養士による栄養指導、患者家族への心肺蘇生法の指導などを行った上、早期社会復帰を目指している

★狭心症に対しては、心臓CTを中心に必要に応じて核医学検査や冠動脈造影を行い、薬物療法、冠動脈インターベンション治療または冠動脈バイパス手術の適応を検討している。冠動脈インターベンション治療はステント治療が中心で、治療には血管内超音波(IVUS)や光干渉断層法(OCT)といった最新の画像診断装置を併用し、きめ細やかな治療を行い再狭窄または再治療を少なくしている

★心不全については、薬物療法を中心に、人工呼吸器や持続透析(CHDF)による血液浄化法、大動脈内バルーンポンプ(IABP)や経皮的人工心肺補助装置(PCPS)などの補助循環装置を使用し、重症心不全に対しても積極的に治療を行っている

★不整脈に対しては、ホルター心電図や電気生理学的検査をもとに薬物治療、ペースメーカー、ICD、CRTDなどの治療を行っている。

医療設備

CCU 8床、循環器病棟50床、心血カテーテル装置2台、64列マルチスライスCT、心臓核医学検査装置、MRI、心臓超音波装置(体表面用および経食道用)、トレッドミル運動負荷装置、ホルター心電図、エルゴメーター、呼気ガス分析装置、補助循環装置(IABP、PCPS、CHDF)、人工呼吸器など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

心臓病センター・心臓血管外科

分野

心臓血管外科

特色

心臓病センターが開設され、あらゆるニーズに対応できるよう24時間体制を敷いている。手術は、全領域を対象とし、内科医と連携し治療に当たっている。

症例数

最近2年間の心臓大血管手術は年間約170例であった

★単独冠動脈バイパス術は、年間約10例程度であるが、術前から循環が不安定な症例を除いて心拍動下に行い、主に長期開存性に優れている両側内胸動脈を使用している。平均バイパス数は4.0枝であった。心筋梗塞合併症(心室中隔穿孔、左心室瘤)に対する手術も行われている

★弁膜症手術は年間約40例で、僧帽弁手術は全例に弁形成術を導入していて、人工弁置換は一部のリウマチ性弁膜症の症例に限られている。近年高齢者の手術の対象となる大動脈弁狭窄症は、生体弁を中心に植え込みを行い、症例に応じてステントレス生体弁も使用している。また症例に応じて小切開手術(MICS)を行っている。大動脈弁逆流に対しては、弁の状態に応じて弁温存による形成術も行っている。大動脈弁輪拡張症は、症例に応じて自己弁温存による基部形成術を施行している

★大動脈瘤手術は年間約60例。大動脈解離に対する緊急手術はもとより、広範囲にわたる胸腹部大動脈瘤にいたるまで行っている

★末梢血管に関しては内科と連携し、カテーテル治療とバイパス手術を組み合わせた最善の治療法を選択している。弁膜症および大動脈瘤手術の再手術症例も増加傾向にある。また高齢者も増加傾向にあるが、手術後のリハビリの効果で90歳を超える方でも手術後独歩退院できるようになっている。手術死亡は後天性心疾患手術で2%、大動脈瘤手術(破裂例含む)で4%であった。

医療設備

MRI、MDCT、IABP(大動脈内バルーンパンピング装置)、PCPS(経皮的人工肺補助装置)、人工心肺など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

短期間で、苦痛のない治療のため腹腔鏡手術を導入。悪性疾患に対して、根治性だけでなくQOL(生活の質)維持を重視している。婦人泌尿器科ではメッシュ手術を導入し、専門の看護師による理学療法にも取り組んでいる。積極的に各分野の先駆的な技術を取り入れている。

症例数

外来患者1日平均50人。手術件数年間320件。根治的腎摘除術23件、腎尿管全摘術12件、前立腺全摘術25件、膀胱全摘術9件、骨盤臓器脱手術43件、尿失禁手術12件、経尿道的膀胱腫瘍切除術43件、経尿道的前立腺切核出術25件、副腎摘除2件、精索静脈瘤2件、腎盂形成術2件など

★腎尿管、膀胱がんの摘除では、隣接する臓器への浸潤がなければ、基本的に腹腔鏡手術の適応とし、開腹術とほぼ同等の成績を得ている

★前立腺がんでは、拡大手術の導入により、局所の浸潤があっても根治摘除が可能である。早期のがんでは勃起神経を温存している

★骨盤臓器脱ではメッシュ手術により再発はわずかである。尿失禁に対してはTVTまたはTOT手術を行い、良好な成績である

★前立腺肥大症では尿道から腺腫を核出し、大きな肥大症でも安全かつ根治的に治療できる

★慢性腎不全に対しては希望に応じて血液または腹膜透析を行っている

★入院期間は、腎および腎盂尿管がん手術、前立腺がん手術は10日間、骨盤臓器脱手術、経尿道的手術は5日間、尿失禁手術は3日間が平均日数である。

医療設備

MRI、ヘリカルCT、RI、電子スコープ内視鏡、尿失禁治療器(低周波)など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

形成外科

分野

形成外科

特色

形成外科全般にわたり、安全で侵襲が少ない治療法と、きれいな傷跡を両立させて提供することを重視して診療を行っている。外傷・熱傷や皮膚がん切除後の皮膚軟部組織欠損、難治性潰瘍(下腿潰瘍、褥瘡、縦隔炎など)などに対する皮弁や、植皮による皮膚移植の症例は豊富で得意としている分野である。

症例数

1年間の入院手術件数は180件、外来手術件数は約280件で年々増加している。近年患者さんの年齢層は高くなってきており、麻酔技術の進歩により09年は80歳以上の全身麻酔手術症例が16件など、高齢者に対する手術数も多い。一般に65歳以上の患者さんは手術後に様々な合併症を生じやすいが、侵襲の低い手術を行っているため、合併症出現率は極めて低い。小児の先天異常の症例も年々増加しているが、専門性の高い疾患では大学病院に紹介したり連携を取り治療している。09年1月から、日本では初めての“褥瘡ドック”を開設した。全身状態は安定しているが、褥瘡が発生してから2~3カ月経っても改善傾向のない患者さんに1~3カ月間入院いただき、褥瘡が改善しない原因を明らかにして、日々のケアや処置方法・栄養について指導するものである。保存的治療だけでなく、適応があれば手術も行っている。自宅で介護されている場合は、介護者の介護疲れの回復にも役立つほか、近隣の介護施設で難渋している褥瘡症例も、全身状態が安定していれば引き受けている。

医療設備

CT、3DCT、MRI、手術用顕微鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

小児科

分野

小児医療

特色

一般診療(感染症、呼吸器・消化器疾患など)の他に小児のアレルギーに対応し、食物負荷テストやアトピー性皮膚炎のスキンケアを行っている。慢性腎疾患は、センター長が中心になって治療し、新生児疾患の入院(NICU)、血液疾患・内分泌疾患など幅広く対応している。午後は乳幼児健診・予防接種、発達障害児や心のケアにも時間を割いており、また、てんかんや神経疾患に対しては小児神経医にコンサルトしながらレベルを維持している。

症例数

小児科の外来平均患者は1日約40~70人、外来診療は2~3診で予約が可能。土曜日は全日診療で、小学生・中学生の慢性疾患が集中しているが、成人に達した症例もある。小児病棟専属の保育士は、プレイを通して患児を和ませ癒すだけでなく、家族の子育て相談も行っている。小児病棟の病床数は30床、入院総数は年間約1,100~1,200人、うち新生児は約100人、川崎病は10~20人、食物負荷テストは約50人(毎週1泊2日で2~4人ずつ)、救急外来から入院するけいれん性疾患も多い。感染症児の入院と非感染症児を区別し、院内感染予防に努めている。臨床心理士の協力を得て、外来で発達検査・心理テスト・知能テスト、カウンセリングを施行している。

医療設備

MRI、CT、US(超音波装置)、ABR(聴性脳幹反応検査)、核医学、脳波、呼吸機能検査、トレッドミルなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

眼科

分野

眼科

特色

患者の話をよく聞き、表面的な解決ではなく問題点がどこにあるのか、どう解決すればよいのかを探るように努めている。現在、硝子体手術、角膜移植は行っていない。

症例数

09年の手術件数は350件。白内障172件、緑内障8件、斜視手術29件、眼瞼に対する手術(眼瞼下垂、眼瞼内反症など)44件、涙器に対する手術35件などであった

★白内障手術は患者が希望することを前提としており、必要性を納得するまで待つ。入院を基本としているが、日帰り手術にも応じている。ほとんどが超音波乳化吸引術で、破嚢は極めて稀で術後成績は安定している。乱視矯正眼内レンズは使用しているが、多焦点眼内レンズは導入していない

★緑内障は薬物治療を第一としている。開放隅角緑内障で手術が必要な場合は、マイトマイシンC併用線維柱帯切除術を選択している。閉塞隅角緑内障で白内障がある症例では、積極的に水晶体を除去している

★斜視・小児眼科の診療は、主に八子医師が行っている。同医師は県内ではこの分野の第一人者であり、当院では土曜日も全身麻酔が行える体制であるため、県内一円から手術の目的で訪れる患者も多い。小児に加え成人の斜視、麻痺性斜視、甲状腺眼症に対する斜視手術も行っている。弱視患者の検査は、医師との連携のもとに3人の視能訓練士が精力的に行っている

★ロービジョンについても時間をかけて対応するようにしている。

医療設備

角膜内皮測定装置、ハンフリー視野計、マルチカラーレーザー光凝固装置、前眼部撮影装置、眼底カメラ(蛍光、ICG)。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

外科(乳腺外科)

分野

乳腺・内分泌外科

特色

地方における乳がん治療のセンター病院として、検診、診断、外科治療、薬物療法、再発治療、緩和医療を一貫して行っている。マンモトーム生検、センチネルリンパ節生検、外来化学療法室を早期に導入。放射線治療は県内数カ所の治療施設と連携している。専門医を中心として病理、乳がん看護認定看護師、放射線技師、薬剤師等とのチーム医療を実践している。家族性乳がんの遺伝子診断と遺伝カウンセリングを行っている。

症例数

乳腺悪性腫瘍:07年163例、08年165例、09年166例。治療成績(乳がん5年生存率):I期98.6%、II期96.8%、III期77.1%、IV期37.5%、全体91.9%。外来化学療法:07年999件、08年1,020件、09年1,118件。遺伝子診断・遺伝カウンセリングの実績:家族性乳がんおよび血縁者89例。

医療設備

マンモグラフィ、ステレオガイド下マンモトーム生検装置、超音波診断装置(エラストグラフィー、カラードプラ、パワードプラ)、CT(16列、64列)、MRI、ハーモニック・スカルペル、センチネルリンパ節生検装置(RI法、蛍光色素法)、外来化学療法室、病理診断室など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

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