専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

熊本機能病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

整形外科

分野

整形外科

特色

病院は急性期一般病棟を250床、回復期リハビリテーション病棟を100床、医療保険対応療養型病床60床をもっている。さらに併設施設として地域ケア支援センター、指定運動療法施設熊本健康体力づくりセンター、有明海リハビリテーョンクリニック、介護老人保健施設清雅苑、特別養護老人ホーム天寿園、ケアハウス宝光庵、グループホーム虹の家がある。整形外科疾患のすべての分野を対象として専門の人員を確保していること、診療圏が広いこと、救急から在宅までの一貫した医療を提供できることが大きな特色である。さらに研究部ではラットを使った臨床的研究とともにマイクロ技術習練の場としても利用され、1年に1度は院外の医師を対象としたマイクロサージャリーワークショップを開催している。

症例数

08年度整形外科外来患者総数63,840人、入院患者総数84,197人、1日の外来数は平均217.9人、手術総数は2,787件であった。急性期一般病棟の平均在院日数は17.6日、回復期リハを含めた療養病床の平均在院日数は47.9日である。入院当初よりMSWやリハスタッフとの連携を緊密にとり、患者の生活を最も重視した治療方針のもと医療に取り組んでいる

関節外科=膝関節、肩関節はじめ手関節、足関節疾患に対しては関節鏡による診断と治療が盛んに行われている。膝半月板損傷、膝十字靭帯断裂、膝滑膜ヒダ障害、肩関節唇損傷、肩反復性脱臼、肩腱板損傷、手TFC損傷、手根管症候群などに対する鏡視下手術は侵襲も小さく、術後回復も早期であるなどの利点が大きいため症例数も多く、成績は安定している。年間の主な関節鏡視下手術例数は肩が73例、膝が半月板切除(縫合を含む)223例、滑膜切除325例、前十字靭帯再建(修復を含む)38例、手が滑膜切除10例、手根管開放214例であった。関節の退行疾患に対する手術は、矯正骨切り術で対応する例が一般的であるが、肩腱板断裂に対する修復術は73例、末期関節症に対しては、人工関節形成術を股関節に149例、膝関節に188例行っている。自己血輸血による手術を原則とし、早期に退院することを目的とするのではなく、自宅で十分に自活できることを退院の目安としている

手・マイクロ外科=指、肢切断に対する再接着は24時間体制で受け入れ可能である。再接着は25例に行われた。成功率は95%以上である。マイクロ技術を利用しての手指欠損に対する再建術(ラップアランドフラップ法)や、各種の神経血管柄付き植皮術、組織移植も行っている。手指の骨折・拘縮に対しては、当院で考案した中島式創外固定器を使用して良好な成績をあげている。さらに合指症、多指症など手の先天性奇形に対する手術にも積極的に取り組んでいる

外傷外科=四肢外傷センターは24時間体制で断らない救急に徹している。交通外傷、農業外傷、労災事故が多く、骨折に対する処置は開放性の場合はゴールデンアワー内であれば一次的に骨接合術を、それ以外は創外固定を行う。閉鎖性には髄内釘による骨接合術が一般的に行われている。最近は施設入所している老人の骨折が急増している。ほとんどが大腿骨頸部骨折であり、合併症のため状態も悪い症例が多いが、寝たきりにしないためにも可能な限り早期に手術を行っている。手術は入院後ほとんどが5日以内(平均4.3日)に行われている。大腿骨頸部内側骨折に対する人工骨頭置換術は37例に行われた

スポーツ外傷=日本整形外科学会、日本体育協会公認のスポーツドクターによってスポーツ特別外来を設け、診断・治療を行っているが、コメディカルスタッフ・体育士(トレーナー)とともに予防から競技復帰までのフォローができる体制で対処している。病院併設・熊本体力研究所では競技者の体力測定とともにマシーンによるトレーニングおよび高齢者に対する体力評価ならびに生活機能の向上を目指す訓練・指導も行っている。

医療設備

MRI 2台、CT、DEXA、CYBEX6000、神経生理検査セット(神経伝導速度、SSEP)、手術用顕微鏡2基、関節鏡テレビセット5台。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

形成外科

分野

形成外科

特色

81年に形成外科を開設して以来、顔面、四肢の先天性外表奇形を中心に形成外科領域全般にわたり診療している。日本形成外科学会認定研修施設に指定されている。特に、口唇裂口蓋裂に対しては国際唇裂口蓋裂センターとして歯科医、矯正歯科医、言語聴覚士、ケースワーカーと共同治療体制をとり、院外の小児科医、耳鼻科医、産婦人科と連携した長期的なチーム医療を行っている。創傷ケアセンターとして慢性難治性皮膚潰瘍に取り組んでいる。中国やラオスをはじめ海外からの医師の研修を受け入れている。

症例数

08年1年間の新患総数は1,397人、手術総数は912例で、入院手術333例、外来手術579例である。内訳は口唇裂・口蓋裂107例、小耳症・眼瞼下垂症などのその他の顔面先天異常38例、手・足の先天異常27例、顔面骨骨折および顔面軟部組織損傷135例、良性腫瘍(皮膚のできもの)240例、瘢痕、瘢痕拘縮76例などである

★褥瘡、難治性潰瘍は22例で、主に筋皮弁により再建している

★口唇裂の手術は生後2~3カ月に、口蓋裂の手術は1歳頃に行い、整容的にも機能的にも満足できる良好な結果を得ている。その後も長期的なチーム医療により、正常な言語や歯列獲得を目指している。顎裂に対する骨移植や上下顎骨の矯正骨切り術も実施している

★単純性血管腫に対しては色素レーザー、大田母斑に対してはQスイッチルビーレーザーを用いて治療を行っている。また、シミのレーザー治療(自費診療)も実施している。

医療設備

MRI、CT、色素レーザー、Qスイッチルビーレーザー、手術用顕微鏡などを備えている。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

リウマチ・膠原病センター

分野

リウマチ・膠原病内科

特色

関節リウマチ(RA)、膠原病患者に対して、患者中心の診療を行っている。特別再来は説明相談重視のため予約制で行っている。外来、入院手術(関節、腱など)、リハビリテーション、保健福祉、地域懇談会など、総合的ケアに重点をおく。

症例数

リウマチ外来は原則として初診は随時、再診は予約制とし、月間約150例、膠原病約20例、入院は平均月約10例。近年、免疫学的検査の発展に呼応して、中検スタッフの意欲が高まり、膠原病ならびにRAとの合併症が増加しており、活気に溢れている。治療は薬物療法、手術療法、リハビリテーションが中心である。内科的には従来の薬剤、漢方のほかに、複数の新薬治験も慎重な検査下に取り入れている

★手術療法は、薬物療法で限界のある病変部位に対して、年間平均で人工股関節、人工膝関節、膝鏡視下手術、下肢滑膜切除骨切り術など375例を行っている。上肢では肩肘関節、手関節滑膜切除、腱手術など百数十例のうち、鏡視下手術の占める範囲がかなり増して成績も良好であり、適応拡充が期待されている。治療成績は患者の満足を満たしている。当院の基本姿勢としては、機能獲得を第一のテーマにしており、リハビリテーションを特に重視している。院内装具室が常時使用されているため、RAにおける心のケア、痛みや変形のケア、ADL(日常生活動作)についても適切に対応できている。さらに医師、ナース、医療社会事業部(保健師、社会福祉士など10人)が院内に常勤しており、スタッフが一団となって在宅患者までケアできるのが特徴である。

医療設備

MRI、CT、骨密度測定装置。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

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