出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
眼内異物
がんないいぶつ
- 眼科
- 診療に適した科
眼内異物とは?
どんな病気か
眼の外傷により異物が眼内に飛入した場合、異物の種類、飛入した場所などにより予後が大きく違ってきます。眼内異物では、多くの症例で外傷性白内障、網膜剥離、硝子体出血、眼内炎など多くの合併症がみられます。早期発見、早期治療が視機能を保つうえで重要になります(図18)。
検査と診断
視力・眼圧・細隙灯顕微鏡検査および詳細な眼底検査が必要です。その際、他の合併症の有無を確認して手術方法を決定します。外傷性白内障がある場合、異物除去術と同時に白内障摘出と眼内レンズ挿入術を行うこともあり、これらの検査も行うことがあります。
さらに、異物の位置を確認するため、超音波・X線・CTなどの検査も必要になります。
おすすめの記事
眼内異物に関する医師Q&A
労災事故。労災の補償や一時金について
先日、労災事故にあいました。 右目眼内異物、外傷性白内障、硝子体出血、角膜孔で手術入院しました。 …
▶続きを見る
義眼(眼内異物除去)手術後の出血と痛みについて
90歳の父は生後、両目の感染症により瞳中心部に穴が開いており中心は白く濁り、緑内障もあります。その為…
▶続きを見る
眼内異物について、質問です。結膜異物や、角膜異物の場合は治療針や角膜ドリルで異物を除去する必要があ…