相澤皮フ科クリニック（東京都調布市）の口コミ・評判

１：15才から15年以上悩まされ続けたにきびとにきび跡、大人になっても容赦なくできるふきでもの、皮膚科に行っても圧出して消毒してイオウ臭い化粧水をもらって高いお金払っても別に全然好転もなにもしないとあきらめていました。が、先日友人からここを教わりました。3ヶ月待ちで調布で遠いし、保険外の化粧水やクリームがけっこう高いと聞いて、最初は全く行く気はありませんでした。
私は平日に行く事が可能なので、友人のしつこいすすめで、ためしに二週間後の平日を予約しました（土日以外なら２〜３週間待ちで初診可能）。そして当日。お医者さんは「ほほ、まゆ間、鼻まわりときて、だんだん耳の下とかアゴの下にふきでものができる位置が移動してきたでしょう。甘いもの我慢してもクリーム塗っても全然よくならなかったでしょう。大丈夫治りますよ、漢方薬とうちで使用している化粧水とかクリームがありますからそれを使いましょう。詳しい説明は看護婦さんのほうから」と、男性の医者は占い師のように私の悩みの過程を言い当て、要領よくカルテを書いてものの３分で診察は終了。つぎに通された処置室は毛細血管の血流を良くする赤外線を浴びながら看護婦の薬についてもかなり細かい説明。そして待合室で待つこと30分。２週間分のツムラの漢方薬２種類とビタミンC配合の化粧水にシミ軽減クリーム、デラシンという消毒用ローションに夜寝る前につけて寝るクロロフィルのような緑色のクリーム、最初だけ少し使ってくださいとのことだった抗生物質。以上でしめて約15,000円。正直、高い！と思いました。渡された薬もなにもかもいままでのにきび治療の時に使った事のないなじみのないものばかり。しかし、払った金が高かったのが少し悔しくて、きっちり毎日薬を飲み必ず洗顔後はこの化粧水やクリームや消毒液を塗って過ごそうと決めて一週間経過しました。
初めての経験で驚愕しましたが、なんとその日から1つも「本当に１つも」ふきでもの、にきびが出来なくなったのです。何故？そんなに劇薬にも見えない漢方薬に、まあ普通に見えるビタミンC入りの化粧水とかクリームとかなんやかんや。食後に２種類の漢方薬を飲んで朝起きたときの洗顔後に化粧水とシミ用ジェルと消毒液、夜は洗顔後に朝のものプラス緑色のクリームを塗って終了、そんなに死ぬほど面倒な手間でもなんでもないこのプロセスを一週間続けただけなのに。

２：本当にビックリしました。２週間後、あいかわらず１つもにきびの出来ない顔のまま（にきび跡は残っていますが）医者に行くと「そうでしょうできないでしょう。いいですね経過は順調です。抗生物質を少しずつ減らしますね。漢方薬も少し変えます。体質改善しながら少しずつやっていきましょうね、はい終了」とまた３分ほどで診察は終了。受付前の待合室にはあいかわらず老若男女が20〜30人くらい立ったり座ったりして自分の番を待っている大盛況っぷり。週末の午後に行ったのでさすがに診察から薬、清算までは1時間ほどかかった。が、待ち時間が長かろうが、少し種類の変わった漢方やクリームの金額があいかわらず14,800円くらいかかろうが、そんなことはもうどうでもよくなっていました。
だってこの初めての感覚！まったく顔にふきでものができない快感！　できるひとにしかわからないこの不快感（朝起きたらアゴに膿みのたまったふきでものがいくつもできている。そのまま会社に行かなくてはいけない。見た目の汚さだけでなく単純に「痛いしかゆい」のでイライラがつのり、そのまま帰宅するとそのうちのいくつかは勝手になにかにぶつかったか服にすれてつぶれている。その傷跡から血と膿が出て皮膚の上で固まっている。一部は乾燥しないままシャツについてシミになっている、など）から解放されたのです。マジで、素晴らしかった。
現在は通院して3ヶ月目、最初の頃と少し漢方薬は代わり、クリームにはリフティング（にきび跡を治すもの）や他のものも少し加わりましたが、基本的にはやることは同じ。おすすめの石鹸で顔をあらって指定されたものを顔にすりこんで顆粒の薬を毎日飲むだけ。なのに「あいかわらずにきび・ふきでものの新しいものが１つとしてできない」のです。全くなんでなのかはわからないのですが・・・
月は午前中、火水金が午後15時から夜まで。土曜日は午前中のみ。木日は休み。調布の駅から徒歩2分。駅前に銀行もあるし意外と高い診療＆薬代にビックリしてもすぐお金をおろしに行けます（セブンイレブンは近くになかったので新生銀行ユーザーにはちょっと不便ですが）カードは使えませんでした。

３：15時の診療開始時間にはすでに2〜3人がエレベーターの前で待っています。入ってすぐソファーがたくさんあって30人はつめれば座れますが席はすぐいっぱいに。女性誌とか雑誌がたくさんあるので時間はつぶせます。客層は20代の女性のほかに30代女性、20代の男性、男女の学生、おばあちゃんとその孫、とかそんな感じ。近所の人が1/3ほど、あとは電車で千葉とか都内とか横浜とかからわざわざ来た感がありました。たまにモデルのような異様に顔立ちが綺麗で背の高い女性が1人もしくは２人組で待っています。30代サラリーマンはほとんど見ませんでした。たまにホストのようなきれいな顔立ちの20代後半の男性が1人で来てたりもします。一体どこを治療するのかは知りませんが・・・　患者の半分は、顔を見てもそんなににきびやふきでものに悩まされているようには見えませんが、通院の結果治って来たということなのでしょうか。そして半分の患者は顔になんらかのふきでもの、にきび、その跡があって少し赤らんでいたりアトピーっぽい人も何人かいますが、みな非常に普通に待合室で他人の顔をジロジロ見るわけでもなく淡々と順番を待っています。当たり前か。

（参考までに）プロアクティブ（1ヶ月約9,000円前後）はスクラブ入りの洗顔剤がにきびの程度がひどい人には少々つらいかもしれないがあの洗顔と化粧水で70％くらいは好転しました。手間も最小で長続きするし、ごく普通の程度の一般のにきびに悩む人はいいんじゃないかなという内容。
次に、目黒区鷹番にある有名な西條クリニック鷹番は質のいいピーリング石鹸を提供しつつ実際に診療室で顔面の患部に直接ピーリング液を塗ってくれます。かなりヒリヒリ＆かゆいのですが慣れるとなんでもない感じ。もらえる飲み薬はまあ普通の抗生物質がメイン。担当する女性の皮膚科の先生は淡々と状況を説明。ここは結婚前の女性の友達がにきび跡を激的に改善させたということで来てみましたが効果のあるなしは個人差があるよう。ピーリング専門的な印象で跡をなおすには良いのでは。ふきでもの体質の根本改善にはならなかったかも。でも親切で清潔でいい病院でした。２〜３件まわった最後に相澤皮膚科に出会えて本当に良かった。時間をこれ以上無駄にしなくて良かった。

2007年08月13日投稿