ロンゲス錠10mg

処方薬

ロンゲス錠10mgの基本情報

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作用と効果

アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬で、強力な血管収縮物質であるアンジオテンシンIIの生成を抑制し、血管を拡張させることで抗高血圧作用と抗心不全作用を示します。
通常、高血圧症や慢性心不全(軽症~中等症)の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。血管浮腫が出たことがある。体外循環(アフェレーシス、血液透析)の治療を受けている。

妊娠、妊娠している可能性がある、または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

高血圧症:通常、成人は1回1~2錠〔リシノプリル(無水物)として10~20mg〕を1日1回服用します。重症高血圧症または腎障害をともなう高血圧症の場合は、半錠(5mg)から始めることがあります。
通常、6歳以上の小児は1回体重1kgあたり0.07mgを1日1回服用します。ただし、1日量として20mgを超えません。
慢性心不全
:通常、成人は1回半錠~1錠〔リシノプリル(無水物)として5~10mg〕を1日1回服用します。腎障害をともなう慢性心不全の場合は、2.5mgから始めることがあります。
いずれの場合も、年齢・症状により適宜増減されます。本剤は1錠中にリシノプリル(無水物)10mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついたときにすぐに飲んでください。ただし、次に飲む時間が近いときは、1回とばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、咳などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・息苦しい、顔・舌・のどなどのはれ、腹痛、下痢 [血管浮腫]

・むくみ、倦怠感、尿量が減るまたは尿が出ない [急性腎不全]

・手足に力が入らない、唇がしびれる、筋肉が衰える [高カリウム血症]

・胃・おなかの激しい痛み、吐き気、背中の痛み [膵炎]

・高熱、水ぶくれ、眼や口など粘膜のただれ、全身の発赤 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、天疱瘡様症状]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

共和薬品工業株式会社

薬価

1錠あたり23.3円 ジェネリックを探す

剤形

白色の錠剤、長径9.3mm、短径5.6mm、厚さ3.3mm

シート記載

(表)ロンゲス 10mg、(裏)LONGES 10mg ロンゲス 10mg

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > 循環器官用薬 > 血圧降下剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

リシノプリル水和物

この成分で処方薬を探す

YJコード

2144006F2037

レセプト電算コード

612140651

更新日付:2020年06月24日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ロンゲス錠10mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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