ジセレカ錠200mg

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ジセレカ錠200mgの基本情報

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作用と効果

ヤヌスキナーゼ(JAK)という酵素を阻害することにより、炎症や痛みの発現にかかわっている複数の物質に作用し、関節リウマチや潰瘍性大腸炎の症状を改善します。
通常、既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)の治療や中等症から重症の潰瘍性大腸炎の治療および維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症(肺炎、敗血症、ウイルス感染など)、活動性結核、腎機能障害、肝機能障害、好中球減少、リンパ球減少、ヘモグロビン減少がある。B型肝炎である。帯状疱疹にかかったことがある。

妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

関節リウマチ:通常、成人は1回1錠(フィルゴチニブとして200mg)を1日1回服用しますが、状態に応じて1回100mgを1日1回服用に減量されることがあります。
潰瘍性大腸炎:通常、成人は1回1錠(フィルゴチニブとして200mg)を1日1回服用します。なお、維持療法では、状態に応じて1回100mgを1日1回服用に減量されることがあります。
いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は気がついたときに1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は1回とばして、次の時間に1回分飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、吐き気、上気道感染、気管支炎、上咽頭炎、尿路感染、頭痛、便秘、上腹部痛、下痢が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。

・痛みを伴う小水疱が帯状に生じる発疹、発熱、寒気、体がだるい [感染症]

・激しい腹痛、吐き気、嘔吐 [消化管穿孔]

・突然の高熱、のどの痛み、体がだるい、めまい、頭痛 [好中球減少、リンパ球減少、ヘモグロビン減少]

・体がだるい、食欲不振、吐き気 [肝機能障害]

・発熱、咳、息苦しい [間質性肺炎]

・発熱、皮膚が青紫~暗紫色になる、下肢の痛み [静脈血栓塞栓症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

この薬を使用している間は生ワクチン[BCG、麻疹(はしか)、風疹(ふうしん)、麻疹・風疹混合(MR)、水痘(みずぼうそう)、おたふくかぜなど]の接種はできません。接種の必要がある場合には医師に相談してください。

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(2件)

医薬品情報

製薬会社

ギリアド・サイエンシズ株式会社

薬価

1錠あたり4893.6円

剤形

淡褐色の錠剤、長径約17mm、短径約8mm、厚さ約6.6mm

シート記載

(表)ジセレカ錠200mg、ジセレカ GSI 200(裏)Jyseleca 200mg、ジセレカ 200mg

薬効分類

代謝性医薬品 > その他の代謝性医薬品 > 他に分類されない代謝性医薬品 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

フィルゴチニブマレイン酸塩

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YJコード

3999053F2020

レセプト電算コード

622830701

更新日付:2022年03月28日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ジセレカに関する医師Q&A

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  • ・掲載している情報は、ギリアド・サイエンシズ株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ジセレカ錠200mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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