出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
その他の小脳の炎症
そのたのしょうのうのえんしょう
その他の小脳の炎症とは?
小脳に部分的に炎症を起こす病気としては、多発性硬化症、神経ベーチェット病など、中枢の炎症性疾患が小脳の一部に起こることがあります。このような病気では、小脳全体ではなく、一部分に炎症性の病変が起こるため、症状はその障害部分によって異なり、手や足の動かしづらさも左右で違っていたりします。基本的には大脳とは異なり、動かしにくい側と同じ側に病巣があると想定されます。
これらの病気の治療には、副腎皮質ステロイド薬を使います。予防にはさまざまな免疫抑制薬が使われ、とくに多発性硬化症では、最近インターフェロンを使って効果がみられた人も多くいます。
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