出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
先天性白内障
せんてんせいはくないしょう
先天性白内障とは?
どんな病気か
母親の胎内にいる時に何らかの原因(風疹ウイルス感染、形態異常に伴うもの、代謝疾患、他の眼の病気を伴うものなど)により白内障を生じることがあります。
治療の方法
正常な視機能を得るためには、赤ちゃんのころから適切な光刺激を眼内に入れて、視力を十分に発達させることが不可欠です。このために先天性白内障は期を逸せぬ手術が必要です。
手術すればすぐによく見える成人の白内障と異なり、術後の弱視訓練が重要です。もちろん、原因によっては視力改善にさらなる治療を要したり、治療してもよい視力が得られないこともあります。とくに片眼性の場合は、両眼性よりも早期の手術が必要で、術後訓練も大切です。
手術はほぼ成人の白内障と同じです。なお、先天性白内障は手術後に再び白内障のような症状が出る後発白内障になる頻度が高いので、注意が必要です。
先天性白内障と関連する症状・病気
おすすめの記事
先天性白内障に関する医師Q&A
網膜裂孔、レーザー治療後の状態
先日、右目の網膜裂孔のレーザ治療を受けて、飛蚊症が悪化したように思うのだけども と相談した者です…
▶続きを見る
先天性白内障を患う生後3か月の息子がいます。 先週両目の白内障手術を行い、眼内レンズを装着しました。 …