凍傷
とうしょう
凍傷とは?
どんな病気か
寒冷による凍結によって起こる皮膚や皮下組織の障害で、その障害の程度は寒冷の強さや作用時間によって異なります。
血液の凝固あるいは血管の収縮・閉塞なども関係すると考えられています。冷たい金属との接触では部分的な凍傷を起こすこともあります。
症状の現れ方
受傷直後は、皮膚は白い蠟のような色調となり、皮膚は硬くなります。患部を暖めると発赤や痛みが現れます。軽い場合はそのまま軽快しますが、多くの場合は水疱、びらん、潰瘍などがみられます。
重症度によって4段階に分けられ、1度では発赤と浮腫(むくみ)、2度では発赤と浮腫、水疱、びらん、3度では壊死、4度では四肢の先端の脱落がみられます。
検査・治療の方法
診断のための特別な検査はありません。
できるだけ早く、40~42℃程度のお湯で患部を暖める必要があります。壊死が起これば、除去手術や四肢の切断の必要がある場合もあります。
応急処置はどうする
なるべく早く暖めるのがよいのですが、暖めると強い痛みが生じるので、その時は鎮痛薬を使用したほうがよいでしょう。全身的な体温の低下がある場合は、温かい飲み物を飲ませるのも効果があります。
凍傷に関連する可能性がある薬
医療用医薬品の添付文書の記載をもとに、凍傷に関連する可能性がある薬を紹介しています。
処方は医師によって決定されます。服薬は決して自己判断では行わず、必ず、医師、薬剤師に相談してください。
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亜鉛華軟膏<ハチ>
鎮痛,鎮痒,収斂,消炎剤
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ボチシート20% ジェネリック
鎮痛,鎮痒,収斂,消炎剤
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コタロー当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス細粒
その他
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ズファジラン錠10mg
血管拡張剤
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サトウザルベ軟膏10% ジェネリック
鎮痛,鎮痒,収斂,消炎剤
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ニコチン酸アミド散10%「ゾンネ」
ビタミンB剤(ビタミンB1剤を除く。)
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ヘプロニカート錠100mg「CH」
血管拡張剤
・掲載している情報は薬剤師が監修して作成したものですが、内容を完全に保証するものではありません。
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