出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
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喀血
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もしかして... 結核  肺がん  気管支拡張症  肺挫傷  呼吸不全

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喀血とは?

 原因としては結核肺がん気管支拡張症などの病気が一般的ですが、外傷の時に起こる喀血は、胸部の外傷、すなわち肺挫傷、気管・気管支損傷などの時に起こります。

 応急処置としては、窒息を防ぐよう気道確保が中心になります。少量であれば、自然に止血することも多いのですが、量が多いと呼吸不全や窒息を起こすことがあるので、病院に搬入後は、気管挿管と呼ばれる気道確保ののち、人工呼吸を行ったり、気管支鏡を用いた止血術を行うことがあります。

 場合によっては、カテーテルによる血管内治療(TAE)が止血の手段として用いられることもあります。

喀血と関連する症状・病気

(執筆者:済生会横浜市東部病院救命救急センター医長 山崎 元靖)

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