土橋皮膚科クリニック（東京都練馬区）の口コミ・評判

　グラインダーにグラスファイバーのディスクを付けてアルミを研磨していたところ、誤ってグラスファイバーの先端に手指が触れ、鋭利なファイバーが指先に刺さりました。
指をお湯につけてふやかしたり、氷を当てて痛みを和らげたりして、３本は妻に抜いてもらえたのですが、残りの３本がどうしても、とげ抜きでつまめませんでした。
あまりの激痛に抜くのをあきらめ、夜だったため翌日皮膚科に行くことにしました。

　翌日、勤務先の近所の皮膚科をネットで検索し、経験豊富で最新のレーザー治療器も備え、混雑度予測に午後なら混雑していないとなっていた土橋皮膚科に行ってみることにしました。
　受付の女性も親切で、ネットに出ていた通り２０～３０分待ちで診てもらえるというので、お願いしました。
カウンターの上の小さな感熱式プリンターのボタンを押すと、小さな紙に順番待ちの番号が印字されて出てきました。
診察室の入口の上に電光掲示板があり、今診察中の人の番号が表示されていて、４人目であることがすぐに分かりました。

　待つこと２５分。番号を呼ばれ診察室に入ると、ネットで見た写真より、もっとお若く優しそうな先生でした。
　経緯をお話して、耐えられない痛みなので麻酔を打って抜いて下さいと頼みましたが、「麻酔の注射も痛いですよ」「抜けなければ切開することになります」「麻酔をせずに抜いてみますか？」と言われ、先生の自信ありげな口調に、思い切ってやってもらうことにしました。
　先生に指先をつままれましたが、つまみ方がうまく、痛くありません。
そして、一瞬の早業でピンセットでつまんだかと思うと、「抜けました」と言われました。
あまりにも簡単に、しかもまったく痛みがありません。私は思わず「先生うまいですねー」と感心してしまいました。
２本目も同様、一瞬の早業でまったく痛みがありませんでした。
３本目は頭が全然見えないため、とげが本当に入っているのかどうかも分かりませんでしたが、とにかく触ると痛いのであると思うからやって下さいとお願いすると、「入っているとしたらここでしょう」と言って、えいっ！とばかりにピンセットを一瞬で差し込み一瞬で引き抜きました。

そして、先生は「これは痛いわ」と言いながら長さ９ミリの鋭利なグラスファイバーをガーゼの上に置きました。
昨日、激痛に耐えながら抜いた３本目が７ミリくらいでしたが、まだこんなに長いとげが隠れているとはと驚きましたが、それよりも、頭も見えないこの長いとげを一瞬で痛みもなく抜いてしまう先生の優れた技量に驚かされました。
　最後に軟膏を塗って、絆創膏を貼って下さいましたが、他の質問にも丁寧に答えて頂きました。
土橋先生には感謝に堪えません。私にとって、土橋先生は、まさに、とげ抜き地蔵菩薩です。
　最後に治療費も安く、その何倍も払っても高いとは思いません。

2009年07月03日投稿