エストラーナテープ0.72mg久光製薬株式会社

処方薬

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薬価 1枚あたり106.2円
剤形 うすい橙色で、楕円形の貼付剤、長径3.7cm、短径3.1cm
シート記載 HP371T
薬効分類 個々の器官系用医薬品 > ホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。)
主成分

エストラジオール

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この薬の添付文書

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

作用と効果について

女性ホルモンを経皮的に補い、女性ホルモンの低下によって起こる顔のほてり、のぼせ、異常な発汗などの血管運動神経症状を改善します。また、骨吸収を抑制して骨密度を改善します。
通常、更年期障害や卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状(ほてり・発汗)、泌尿生殖器の萎縮症状や、閉経後の骨粗鬆症の治療、性腺機能低下症、性腺摘出または原発性卵巣不全による低エストロゲン症に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。エストロゲン依存性腫瘍(乳癌、子宮内膜癌など)またはその疑い、乳癌の既往歴、未治療の子宮内膜増殖症、血栓性静脈炎・肺塞栓症またはその既往歴、動脈性血栓塞栓症(冠動脈性心疾患、脳卒中など)またはその既往歴、肝障害、診断が確定していない異常性器出血がある。

妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

更年期障害や卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状(ほてり・発汗)、泌尿生殖器の萎縮症状:通常、成人は主成分として0.72mgを下腹部か臀部(お尻)に貼り、2日毎に貼り替えます。
閉経後骨粗鬆症:通常、成人は主成分として0.72mgを下腹部か臀部(お尻)に貼り、2日毎に貼り替えます。
性腺機能低下症、性腺摘出または原発性卵巣不全による低エストロゲン症:通常、成人は主成分として0.72mgを下腹部か臀部(お尻)に貼ることから開始し、症状に応じ増減し2日毎に貼り替えます。小児は主成分として0.09mgを下腹部か臀部(お尻)に貼ることから開始し、0.18mg、0.36mg、0.72mgへ段階的に増量し2日毎に貼り替えます。
本剤は1枚中に主成分0.72mgを含有します。いずれも必ず指示された使用方法に従ってください。

傷や湿疹、皮膚炎などがあるところ、胸部には貼らないでください。

衣服との摩擦ではがれることがあるので、ベルトラインを避けて貼ってください。

使い忘れた場合は、気がついた時点ですぐに1回分を使ってください。絶対に2回分を一度に使ってはいけません。次回から指示された時間に使ってください。

誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。

副作用について

主な副作用として、乳房緊満感、乳房痛、不正出血、消退出血、帯下、貼った所の紅斑・かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・呼吸困難、蕁麻疹、全身けん怠感 [アナフィラキシー]

・脚の痛み・浮腫、胸の痛み、息切れ [静脈血栓塞栓症、血栓性静脈炎]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

この薬を使用して薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

更新日付:2015年09月07日

エストラーナに関する医師Q&A

医療者の実際の評価

※ エストラーナという名の全薬剤(形は異なるが成分は同じ)の評価を掲載しています。「医療者の実際の評価」についての詳細はこちらをご覧ください。

医師 30代 大学病院 婦人科(女性診療科)

私の処方の仕方 エストラーナは女性ホルモンを補充する薬です。
更年期障害などに対するHRT(ホルモン補充療法)によく使われる薬です。
更年期症状のある方などに使用することで、特に動悸や発汗などの症状を抑えることができます。
飲み薬ではなく貼り薬なので、内服による肝臓への負担を減らすことができます。
またホルモン剤投与による血栓症のリスクも、内服薬に比べると軽減できると言われています。
発売元のメーカーは、久光製薬です。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 「ホルモン補充療法は怖いイメージがあるのですが。」と心配する患者さんがいますが、
「かつて乳がんのリスクが高くなるなどと言われたこともあり、ホルモン補充療法は日本人は抵抗が強い傾向にありますが、適正に使えばあなたの日常生活をより快適にしてくれます。しかし一方でいつかは必ずやめなければいけません。相談しながら使用しましょう。」と回答しています。

この評価に他の医療者から補足

さらに!薬剤師 30代 一般病院[投稿日:2015年 12月 19日]

貼り薬ですから、体に合わなかった場合ははがすことで中止することが出来ます。

さらに!薬剤師 40代 保険薬局[投稿日:2015年 12月 18日]

かぶれを予防する為に貼りかえの度に場所をずらして下さい。

※投稿内容に問題がある場合は、問題投稿を通報ページから教えて下さい。

医師 40代 診療所(開業医) 婦人科(女性診療科)

私の処方の仕方 更年期障害のさまざまな症状に有効であり、特に、ホットフラッシュ、のぼせに有効である。
内服薬と違って肝臓に負担がかかりにくいのが、内服薬にくらべて良い点である。
1日おきに貼る。
ただし皮膚がかぶれ易い方にはむかないかもしれない。
久光製薬の製品である。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 「エストナーラを使っていると乳がん、子宮がんになりやすい」という誤解があるが、
「定期的な検診と、正しい使い方をしていれば安全な薬であり、更年期障害には有効です。」と説明している。

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併用禁忌(禁止)・注意の処方薬

薬の併用には専門的な判断が必要です。必ず、医師、薬剤師に相談してください。

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処方実績の多い疾患

※ 処方実績はレセプトデータ(2015年04月~2015年09月)を基準としています。

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医療者の実際の評価(続き)

医師 50代 公立病院 婦人科(女性診療科)

私の処方の仕方 更年期症状や卵巣欠落症状に対して治療効果は高く、有用性が高い印象です。
特に子宮がない方へのエストロゲン補充療法として最適です。
マイナスポイントは少数例ながら副作用で皮膚症状が出現する事です。
エストロゲン製剤のみの投与は対象が限られるため、プロゲスチン製剤の内服が必要となることが多く、処方上やや煩雑になるのが欠点です。この点ではEP配合貼付剤に軍配が上がるかも。
エストラーナテープは、久光製薬による製造販売です。

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医師 20代 公立病院 婦人科(女性診療科)

私の処方の仕方 テープなので肝代謝を受けないことが特徴。
血栓や乳がんのリスクなど副作用を軽減できるのが良い。
導入しやすい。
しかし、肌が敏感な人だとかぶれやすいため、ジェルなどに変えることもある。
ただしP(リン)製剤を内服しなければならないのは面倒。
合剤もあるのでそちらのほうが手軽。

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薬剤師 30代 国立病院(大学病院を除く)

ベネフィット(効果) 楕円形のテープ剤なので肌に直接はって使います。
女性ホルモンを補充してくれるので、更年期障害の方に使われることが多いです。
副作用で多いものは不正出血、ほてり、吐き気などです。

リスク(副作用など)と対処法 肌に直接はるので、かぶれることがあります。
2日に1回張り替えるのを忘れないように。
女性ホルモンを補充してくれるので、乳ガンや子宮がんがある場合は使用しないようにしてください。

実用的な特徴 楕円形のテープ剤です。
2日毎に張り替えて使います。
はる場所は下腹部が一般的ですがベルトラインは、はがれやすいので避けるようにしてください。
また、傷やしっしんがある場所も避けるようにしてください。

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ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、久光製薬株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している併用禁忌・併用注意の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・エストラーナテープ0.72mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。

「医療者の実際の評価」はあくまで参考材料のひとつに

  • ・法律で「医薬品等の適正使用と有効性・安全性の知識と理解を深める努力」が「患者責任」と規定されたこと、また「他の薬を試したい」時に医師に訊けずに転医してしまう患者が少なくない実態を解消する支援をしたいと考え、1)生活者・医療者間の会話の糸口・参考例、2)医薬品についての関心や知識を深めるきっかけ・参考材料、として提供しています。詳細はこちらをご覧ください。
  • ・薬口コミの内容は不完全です。これだけで服薬中断や変更の判断は絶対にしないでください。
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