エストラーナテープ0.36mg

処方薬

エストラーナテープ0.36mgの基本情報

印刷する

アクセスランキング(03月28日更新)

  • 先々週:--位
  • 先週:--位
  • 今週:--位
つぶやく いいね! はてなブックマーク
  • エストラーナテープ0.36mgの画像
    エストラーナテープ0.36mgの画像

作用と効果

女性ホルモンを経皮的に補い、女性ホルモンの低下によって起こる顔のほてり、のぼせ、異常な発汗などの血管運動神経症状を改善します。骨吸収を抑制して骨密度を改善し、また不妊治療にも用いられます。
通常、更年期障害や卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状(ほてり・発汗)、泌尿生殖器の萎縮症状や、閉経後の骨粗鬆症の治療、性腺機能低下症、性腺摘出または原発性卵巣不全による低エストロゲン症、凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。エストロゲン依存性腫瘍(乳癌、子宮内膜癌など)またはその疑い、乳癌の既往歴、未治療の子宮内膜増殖症、血栓性静脈炎・肺塞栓症またはその既往歴、動脈性血栓塞栓症(冠動脈性心疾患、脳卒中など)またはその既往歴、肝障害、診断が確定していない異常性器出血がある。

妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

更年期障害や卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状(ほてり・発汗)、泌尿生殖器の萎縮症状:通常、成人は主成分として0.72mgを下腹部か臀部(お尻)に貼り、2日毎に貼り替えます。
閉経後骨粗鬆症:通常、成人は主成分として0.72mgを下腹部か臀部(お尻)に貼り、2日毎に貼り替えます。
性腺機能低下症、性腺摘出または原発性卵巣不全による低エストロゲン症:通常、成人は主成分として0.72mgを下腹部か臀部(お尻)に貼ることから開始し、症状に応じ増減し2日毎に貼り替えます。小児は主成分として0.09mgを下腹部か臀部(お尻)に貼ることから開始し、0.18mg、0.36mg、0.72mgへ段階的に増量し2日毎に貼り替えます。
凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期:通常、主成分として0.72~5.76mgを下腹部か臀部(お尻)に貼り、2日毎に貼り替えます。使用期間は最長で妊娠8週までです。
本剤は1枚中に主成分0.36mgを含有します。いずれも必ず指示された使用方法に従ってください。

傷や湿疹、皮膚炎などがあるところ、胸部には貼らないでください。

衣服との摩擦ではがれることがあるので、ベルトラインを避けて貼ってください。

使い忘れた場合は、気がついた時点ですぐに1回分を使ってください。絶対に2回分を一度に使ってはいけません。次回から指示された時間に使ってください。

誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、乳房緊満感、乳房痛、不正出血、消退出血、帯下、貼った所の紅斑・かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・呼吸困難、蕁麻疹、全身けん怠感 [アナフィラキシー]

・脚の痛み・浮腫、胸の痛み、息切れ [静脈血栓塞栓症、血栓性静脈炎]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

この薬を使用して薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(485件)

医薬品情報

製薬会社

久光製薬株式会社

薬価

1枚あたり60.3円

剤形

うすい橙色で、楕円形の貼付剤、長径26.1mm、短径22.0mm

シート記載

HP372T

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > ホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。) > 卵胞ホルモン及び黄体ホルモン剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

エストラジオール

この成分で処方薬を探す この成分で市販薬を探す

YJコード

2473700S7027

レセプト電算コード

622437801

更新日付:2022年04月21日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

エストラーナに関する医師Q&A

現在募集中の治験

QLifeでは、次の治験にご協力いただける方を募集しています。

エストラーナテープ0.36mgの他の剤形

もっと見る

この薬を調べた人は、他にこんな薬を調べています

おすすめの記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、久光製薬株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・エストラーナテープ0.36mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。