カベルゴリン錠1.0mg「サワイ」[乳汁漏出症など]

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カベルゴリン錠1.0mg「サワイ」[乳汁漏出症など]の基本情報

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作用と効果

脳内の神経伝達物質(ドパミン)の受容体に直接作用して、乳汁や排卵を調節するホルモン(プロラクチン)の過剰な分泌を抑えます。
通常、乳汁漏出症、高プロラクチン血性排卵障害、高プロラクチン血性下垂体腺腫(外科的処置を必要としない場合に限る)の治療および産褥性乳汁分泌抑制に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心臓弁尖肥厚、心臓弁可動制限およびこれらに伴う狭窄などの心臓弁膜の病変があるまたはその既往歴、妊娠中毒症、産褥期高血圧症、肝機能障害またはその既往歴、胸膜炎、胸水、胸膜線維症、肺線維症、心膜炎、心嚢液貯留、後腹膜線維症またはその既往歴、消化性潰瘍や消化管出血またはその既往歴、レイノー病、精神病またはその既往歴、低血圧症、心血管障害またはその既往歴、下垂体腫瘍が進展し視力障害などがある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

乳汁漏出症、高プロラクチン血性排卵障害、高プロラクチン血性下垂体腺腫:通常、成人は主成分として1回0.25mgを1週間に1回(同一曜日)就寝前に服用し始め、以後経過を観察しながら、少なくとも2週間以上の間隔で1回量を0.25mgずつ増量され、維持量(標準1回0.25~0.75mg)が定められます。年齢・症状により適宜増減されますが、1回の上限は1.0mgとされています。
産褥性乳汁分泌抑制
:通常、成人は主成分として1回1.0mgを胎児娩出後に1回のみ食後に服用します。
本剤は1錠中に主成分1.0mgを含む製剤です。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。

この薬を使用する前に、トルコ鞍(あん)(下垂体腺腫の有無)の検査が行われます。(乳汁漏出症、高プロラクチン血性排卵障害の場合)

飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次週に飲むときは飲み忘れて飲んだ日と同じ曜日に飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。(乳汁漏出症、高プロラクチン血性排卵障害、高プロラクチン血性下垂体腺腫の場合)

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。吐き気、嘔吐、胃部不快感、幻覚(実際には存在しないものを存在するかのように感じる)、妄想(根拠が無いのに、あり得ないことを考えてしまう、論理的な説得を受け入れようとしない)、頭重感、めまい、起立性低血圧(脱力感、めまい、ふらつき、立ちくらみ、気を失う)があらわれることがあります。いくつかの症状が同じような時期にあらわれた場合は、ただちに受診してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、吐き気、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・実際にはないものが見えたり聞こえたりする、根拠のない思い込み、気を失う、意識が乱れる [幻覚、妄想、失神、せん妄、錯乱]

・発熱、咳嗽、呼吸困難 [間質性肺炎]

・胸の痛み、むくみ、呼吸困難 [胸膜炎、胸水、胸膜線維症、肺線維症、心膜炎、心嚢液貯留]

・息切れ、動悸、足のむくみ [心臓弁膜症]

・背部痛、足のむくみ、尿量減少 [後腹膜線維症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

[ご家族の方へ]社会的に不利な結果を招くにもかかわらず賭博(ギャンブル)を繰り返す、病的な性欲亢進、過剰で無計画な買い物を繰り返す、病的に食欲が亢進するなど、衝動が抑えられない症状があらわれることがありますので、これらの症状があらわれた場合は、医師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

沢井製薬株式会社

薬価

1錠あたり94.6円 先発薬を探す

剤形

白色の錠剤、長径7.4mm、短径3.8mm、厚さ2.9mm

シート記載

カベルゴリン1.0mg「サワイ」、SW-CG1、Cabergoline 1.0「SAWAI」

薬効分類

神経系及び感覚器官用医薬品 > 中枢神経系用薬 > 抗パーキンソン剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

カベルゴリン

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YJコード

1169011F2040

レセプト電算コード

620005376

更新日付:2023年02月13日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

カベルゴリンに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・カベルゴリン錠1.0mg「サワイ」[乳汁漏出症など]を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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